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LCC業界で白熱 パイロット確保めぐり“仁義なき戦い”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/150272
2014年5月18日 日刊ゲンダイ
どこも人材不足/(C)日刊ゲンダイ
今度はバニラエアが欠航を発表
格安航空会社(LCC)業界がすごいことになっている。ピーチ・アビエーションに続いて、今度はバニラエアが6月に全便の2割を欠航させることを発表したのだ。同社は成田と台北、ソウルをつなぐ国際便のほか、成田と札幌、那覇を飛ぶ国内便を運航している。月に合計720便。そのうち国内便の一部の154便を取りやめるのだ。理由はパイロット不足である。
「パイロットは28人いましたが、そのうち2人が3月に退職し、5月末にもう1人退職する予定です。そのため欠航を決めました。7月はANAからパイロットに出向してもらうので、便数は戻ります」(同社広報担当者)
10月までに最大2000便を欠航させると発表したピーチも「パイロットを確保できない」という理由だった。なぜパイロットが足りないのか。
「パイロットの奪い合いが起きているからです」とは航空関係者だ。
「便数が増えたのに、パイロットの数が変わらないので、どの会社も焦り気味です。とくにJAL傘下のジェットスター・ジャパンは現在の成田空港のほかに関西空港を第2拠点にして業務を拡張しようと狙っている。ひとりでもパイロットを増やしたい。そこでライバル社のピーチ、バニラのパイロットを“高給優遇”のおいしい条件を突きつけて引き抜こうとしているのではないか、というウワサまで流れています」
■持参金200万円で引き抜き
たしかに、JAL傘下のジェットスターだけは、パイロットを十分に確保している。
当のジェットスターは「たしかに他社から転職してくる人はいますが、引き抜きはしていません」とウワサを否定する。
とはいえ、航空業界がパイロット不足で四苦八苦しているのは事実。LCCのパイロットが200万円の持参金を積まれて、ライバル会社にヘッドハンティングされたという報道もある。
「いまや航空会社にとって、パイロットの確保は会社を存続させるための生命線。仁義なき引き抜き合戦は過熱する一方です」(前出の航空関係者)
空の安全が心配になってくる。
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