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福井家の家計簿
年収300万で年間100万円貯金できる魔法
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140514-00012504-president-bus_all
プレジデント 5月14日(水)11時45分配信
●福井家の家計
――地元へUターン、親と同居で年88万円貯金
2年前に夫婦の地元へUターン。夫の実家で両親と同居している。共働きに親の力を借りながら、2世帯住宅へのリフォーム資金を貯めている。通勤用に軽自動車2台所有。
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【年収(税込)】[夫]334万円[妻]36万円【貯蓄額】150万円
【家族構成】[夫]33歳 介護施設職員[妻]30歳 パート勤務[長男]長男 4歳 保育園
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●大宮家の家計
――「ママ友とランチ」は専業主婦家庭の大敵
夫の勤務先は経営難でここ数年ボーナスがない。保育士として働いていた妻が専業主婦になってから特に生活が厳しくなった。新しくできたママ友との付き合いも負担に。
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【年収(税込)】[夫]336万円【貯蓄額】30万円
【家族構成】[夫]36歳 小売店勤務[妻]34歳 専業主婦[長男]5歳 幼稚園[長女]2歳
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■故郷にUターン、同居で家賃ゼロ
国税庁の調査によれば、給与所得者の約6割は年収が400万円以下。男性では約44%が年収400万円以下で働いている(2011年)。年収300万円は、日本のサラリーマンとしてはごく当たり前の水準だ。
年収300万円で貯金をするのは難しいと思うかもしれない。だが、年収300万円前後で子どもを育てながら、着々と貯金を増やしている家庭はいくらでも存在する。
そうした家庭に共通するのは“迷いのなさ”だ。収入が決して多くないことを十分に認識し、ムダな部分は徹底的に排除。そのかわり、わが家に必要と思うところにはしっかりとお金を使う。そんな生活スタイルを確立している家庭は明るく、将来に向けた貯蓄も着々と進んでいる。
そんな安心家計の代表が福井さん。2年前に都内の勤務先を辞めて夫婦の出身地にUターン、夫の実家で両親と同居生活をスタートした。Uターンに備えて福井さんは介護士の資格を取得、以前より収入は下がったものの現在の仕事にやりがいを感じている。
妻も同時にパート勤めを始めた。パートに出る日は保育園の送り迎えを親に頼むこともある。そのお礼を含め、食費、水道光熱費として、親には毎月5万円を渡している。これは、同居を始めるときに両親と話し合って決めた。お金のことをはっきりさせておくことは、両親との同居を成功させる大切なポイントだ。
家賃がいらなくなった分は“つもり貯金”として積み立て、年間では約88万円もの貯金ができている。これは、子どもの教育資金と実家のリフォーム資金にする予定だ。
■迷いがあると貯金ができない
一方、生活スタイルがまだ定まらないのが大宮さん。保育士として働いていた妻は下の子が生まれたときに退職したが、収入が減った生活にまだ慣れることができない。専業主婦の友人たちと買い物に行ったりファミレスのランチに付き合ったりして、余計な出費が増えている。働いていたときの習慣で割高な総菜や半調理食品を買うため、食費も膨らみがちだ。
現在、毎月の収支で赤字は出ていないが、ボーナスがないため特別な出費があると貯金を取り崩す。このため、貯蓄が徐々に減少しつつある。
現状打開策としてまず挙げられるのは引っ越しだ。家賃7万円は手取り月収の3割以内に納まっているものの、この収入では負担感が高い。家賃の安い公営住宅などに引っ越せば、ムダ遣いする友人たちと縁を切ることもできる。
また、幼児の通信教育は親が関わらないと効果がない。テキストが送られたままになっている状態ならやめたほうがいい。食費については、割高な食材を買うのを控え、レシピ本などを見て手作りを原則にすれば1万円程度は削減できる。一方、生命保険がゼロなのは何かあったときに危険。掛け金が1人当たり月2000円程度ですむ共済ぐらいは夫婦とも加入しておこう。
さらに、妻が資格を生かして仕事を再開できればベスト。収入が増えれば、教育資金を積み立てる余裕ができる。子どもが小さいときは貯金のチャンス。今のうちに、貯金できる体制を確立したい。
●福井家はここが優秀!
・同居で浮いた家賃分をつもり貯金
・通勤用の車は中古の軽自動車で経費削減
・同居のメリットを生かして食費などを折半
●大宮家はここを改善!
・家賃負担が大きいので公営住宅などを探す
・割高食材はやめて料理はイチから作る
・妻が仕事を再開すればママ友とも縁が切れる
ファイナンシャル・プランナー 北見久美子 編集・構成=有山典子
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