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郵便物再配達依頼の電話、なぜ固定は無料、携帯は有料?各社一様に回答を濁す謎…
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140514-00010004-bjournal-bus_all
Business Journal 5月14日(水)3時0分配信
--この連載企画『だから直接聞いてみた for ビジネス』では、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問(?)を、当事者である企業さんに直撃取材して解決します。今回は放送作家の山名宏和氏が、気になる郵便物の再配達にまつわる疑問について迫ります--。
【今回ご回答いただいた企業】
日本郵便様、ヤマト運輸様
我が家には2日に1度のペースで、荷物が届く。通販はほとんど利用しないので、大半は仕事の資料である。届けられる方法もいろいろだ。一番よく来るのはバイク便。値段は高いが、ギリギリのスケジュールである場合が多いし、そもそも筆者が代金を払うわけではない。次に多いのが宅配便。郵便で仕事関係のものが送られてくることは、年に1、2度しかない。
その1、2度が、つい最近あった。テレビ局の入館証が書留で送られてきたのだ。あいにく留守だったので、「郵便物等お預かりのお知らせ」が郵便受けに入っていた。再配達の依頼方法はインターネットや電話などいくつか手段があるが、今回は「24時間自動受付電話」を使うことにした。いざ電話しようとして、あることに気づいた。大きく書かれた電話番号の後には(無料)と書かれているのだが、その下に小さく書かれた「携帯電話からは」という番号の後には(有料)とあるのだ。
固定電話からだと無料で、携帯からだと有料。ここまで携帯が普及している時代、家に固定電話がないという人も増えている今、なんとも解せない話である。
ということで、早速、日本郵便株式会社・お客様相談センター様に直接聞いてみた(この時点では、まさかあんな結果になるとは思ってもいなかった……)。
「再配達の24時間自動受付電話が、固定電話からだと無料なのに、どうして携帯からだと有料なんですか?」
(電話に出た担当者さんは、すぐに答えることができず、確認のため2分ほど待たされた)
担当者 確認しましたところですね、特に具体的な理由というのはないのですが、やはり携帯からは有料のお電話番号しか用意していないという状況でございます。
--それはどういうことですか?
担当者 正式な理由ということに関しましては、こちらのセンターのほうでは特に申し上げることはできないのですけども。こちらはですね、貴重なご意見としまして、上のほうにですね、お伝えさせていただきます。
--ちなみに、今のこの電話も携帯からかけているので有料ですよね。それも理由はわからずということですか。
担当者 おそらく理由はあると思うのですが、こちらのセンターの案内のほうでは、理由についてはわからない状況でございます。
直接聞いても何もわからぬままだった。民営化したとはいえ、郵便局にはまだまだお役所意識が残っていると聞く。だから、こんなに不親切なのか。
●ヤマト運輸様の答えは…
そう思い、今度はヤマト運輸様に直接聞いてみた。宅配便でも、固定電話は「無料」、携帯からは「有料」だからである。
今回も担当者さんはすぐには答えられず、1分ほど待たされた。
担当者 社内的な事情で、そのようになっているのですが。
--社内的な事情というのは?
担当者 会社の方針といいますか。
--固定電話は無料で、携帯は無料という方針なのですね。なぜそういう方針なのかは、何かしらの事情で答えられないということでしょうか。
担当者 そうですね。
この後、「今後、携帯からも無料にするということは考えていないのでしょうか」と尋ねたところ、再びしばらく待たされた後、「上のほうにお伝えします」という答えが返ってきた。
なんとも不思議な対応である。まるで、この件にはあまり触れてほしくない、そんな感じがする。当初は、固定電話は大半がNTTだが、携帯電話にはいろいろな通信会社があるので、そのあたりの事情なのかと思っていた。ならば、そう答えればいいはずである。なぜ、ここまでかたくなに答えようとしないのか。スッキリするために直接聞いてみたのだが、残ったのは、さらなる気持ち悪さだった。
山名宏和/放送作家
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