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中国の場合、バブル崩壊がないから、無駄な不動産開発、過剰開発、過剰生産が整理されることもない。非効率な投資が延々と続く。
http://www.asyura2.com/14/hasan87/msg/670.html
投稿者 TORA 日時 2014 年 5 月 13 日 12:15:47: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu311.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora
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中国の場合、バブル崩壊がないから、無駄な不動産開発、過剰開発、過剰生産が
整理されることもない。構造改革のきっかけは失われ、非効率な投資が延々と続く。

2014年5月13日 火曜日

◆中国「バブル崩壊」先送り 世界に不安まき散らす 5月2日 田村秀男
http://www.iza.ne.jp/izablog/tamurah2/3240160/

中国の不動産相場の下落が地方にも広がっている。数年も前から機会があるごとに「中国バブルの崩壊」を論じてきた筆者には、知り合いの読者から「今度こそ、本当にオオカミは来るでしょうね」と冷やかされるが、「崩壊し切れないから問題がさらにこじれるのですよ」と答えることにしている。(SANKEI EXPRESS)

 まず「バブル崩壊」の定義をはっきりさせておこう。単に不動産や株式などの資産相場が暴落する事態を指すと見なすのは不正確である。資産相場が継続的に下落する中で、金融機関が巨額の不良債権を抱え込み、信用不安に発展して、初めて「バブル崩壊」になる。日本の1990年代初め、米国の2008年9月のリーマン・ショックが典型例だ。

 では、中国が上記のようなプロセスをたどるだろうか。グラフを見ると、不動産相場はリーマン・ショック後に急激に落ち込んだが、銀行による不動産融資の増加とともに急回復した。その後、不動産投資の過熱を警戒した北京当局は不動産融資圧縮を国有商業銀行に命じたところ、相場は急降下した。そこで一転して13年には融資規制を解除して相場にてこ入れした。すると、相場は再上昇した。
共産党の指令一つで

 ここで留意すべきは、中国の「影の銀行」である。地方政府機関を含む不動産開発業者は銀行からの融資と、「理財商品」と呼ばれる高利回りの信託商品で資金調達している。銀行は理財商品のおよそ半分を保証している。過去5年間を合計すると、銀行はおよそ17・5兆元(約300兆円)の不動産関連債権を持つ。中国の国内総生産(GDP)の3割近いので、確かに不動産相場が急落し続けると、信用恐慌に発展してもおかしくないが、現実はそうなるとは限らない。

 中国共産党の指令一つで、中国人民銀行が創出かつ管理する巨額の資金が配分される。相場急落を続けるようだと、党中央は人民銀行と国有商業銀行に命じて国有企業や地方政府に資金を流し込む。この「奥の手」は以前、上海株の急落時に使われている。

 第2に、理財商品が焦げ付いた場合、やはり党指令で資金が投入され、理財商品への投資家は保護され、「取り付け」騒ぎを防げる。第3に、仮に大手国有商業銀行のバランスシートが大きく毀損(きそん)しても、中国は380兆円以上の外貨準備を保有している。この外準を金融機関向け資本注入用に使える。現に、北京当局は2000年代後半に、大手国有銀行を香港などに上場させる際に、外準を使って不良債権を償却させている。

 最後に、信用不安というのは、金融機関が国内外で資金調達難になることを意味する。債務超過」が露見したときなのだが、不透明な党指令型のシステムでは、債務超過を見えなくすることも可能なのだ。そんな具合で時間を稼いでいるうちに不動産相場が反転すればまずは一件落着である。12年にも中国主要都市で不動産相場が急落したことがあったが、その後の相場再上昇でバブル崩壊説は空振りだった。

生き残る無駄と過剰

 ところがバブル崩壊不発の代価は法外に大きい、と言わざるを得ない。

 資産バブルの崩壊というのはその規模の大小、期間の長さを問わず、行き過ぎた市場の誤りの大調整といえる。もちろん、日本の90年代バブル崩壊や米リーマン・ショックのように、実体経済に及ぼす衝撃はすさまじい。だからといって、崩壊を封じ込むことに成功したとしても、その国の市場経済の不均衡の構造は温存される。腐臭を放つどろどろのバブルに蓋をかぶせて押さえつけたところで、バブルの増殖が止まるわけではない。

 中国の場合、バブル崩壊がないから、無駄な不動産開発、過剰開発、過剰生産が整理されることもない。構造改革のきっかけは失われ、非効率な投資が延々と続く。結果が乱開発による国土崩壊の加速であり、歯止めが一向にかからない環境汚染であり、汚染物質は近隣アジアばかりでなく地球全体に広がる。

 経済不振は出稼ぎ農民の雇用条件悪化や710万人もの新卒者の就職難を招いている。共産党一党支配を正当化してきた経済の高度成長が再現不可能になったため、党中央は若者や農民の不満の矛先を日本など外部に向ける排外的な膨張主義政策をとる。

 不動産や株価、購買指数など中国の市場や景気指標が下降するたびにグローバルな市場不安へと伝播(でんぱ)する。チャイナ・リスクはバブル崩壊が現実に起きないからこそ、今後長期にわたって世界を揺るがし続けるだろう。(田村秀男 産経新聞特別記者・編集委員)


(私のコメント)

「株式日記」ではバブルの崩壊は先送りする事が可能だと何度も書いてきました。つまりバブル崩壊は政府と中央銀行のサジ加減ひとつで先送りできます。だから中国のバブル崩壊論も何度も出来てきは政府と中央銀行が公的資金を使って不良債権を買い取って隠ぺいしてしまえばバブル崩壊はひとまず先送りに出来るしそうしてきた。

日本の場合バブル崩壊は、大蔵省は総量規制をかけて日銀は金利を引き上げてバブル崩壊させた。そうしないと土地や株の高騰にストップがかけられなかったからですが、数年で整理が進めば金融を緩和して景気回復路線に戻すのが経済政策の常識だったのですが、日銀が金融の引き締めを続けて超円高にしてしまった。

アメリカのバブル崩壊も、リーマンショック以降は大胆に金融緩和を進めてFRBが国債や不動産担保証券を買い取って株価は新高値を更新している。このように政府と中央銀行は金融の緩和と引き締めを使って景気の過熱と冷却を調整しているのですが、日本ではアベノミクスで大胆な金融緩和まで金融の引き締めが続いた。

中国もこれだけ経済の拡大が続けば、景気の過熱で引き締めを図るべきなのですが、下手にバブルを崩壊させると大混乱が起きるのを恐れて、政府が不良債権を引き取って金融の緩和でバブル状態を維持し続けている。このように景気は政府と中央銀行のアクセルとブレーキの使い分けでコントロールする事が出来ますが、判断を誤ると日本のバブル崩壊のように20年も不況が続くことになる。

中国も90年代からバブル崩壊論が出ては消えていますが、政府や中央銀行が先送りにしているからバブルの崩壊は起きない。しかしこれを永遠に続ける事は不可能であり、バブルの崩壊は防げても国家の崩壊が起きてしまう。バブルの崩壊で無駄な投資を抑制する効果がありますが、先送りにしてしまうと無駄な投資が拡大して行って破綻するまで続く。

つまりバブルが政府や中央銀行も買い取れないほどの規模になってしまうと、経済を支える主体が崩壊してコントロールが効かいない状態になってしまう。経済の不均衡が小さいうちなら調整が効きますが、バブル崩壊を先送りを何度も繰り返していると不均衡は政府や中央銀行が手におえないほどになって、政府が破綻してしまう。

政府と中央銀行は、いくらでも紙幣を印刷して不良債権を処理できますが、金額が大きくなりすぎればハイパーインフレでジンバブエ状態になってしまう。中国も不良債権が手におえないほどの規模になれば先送りも出来なくなりジンバブエになる可能性がある。終いにはインフレが収まらなくなり経済成長もストップして国民の生活が破綻する。

アメリカの中国のドル札や人民元札を印刷して切り抜けてきましたが、発行しすぎた紙幣はインフレを引き起こしてジンバブエになります。日本の場合は円高が続くほど金融の引き締めが続けられてデフレになった。株も不動産も10分の1になり不良債権の処理を銀行は20年かけて償却し続けてきた。一番手っ取り早いのはアメリカや中国のように政府と中央銀行が不良債権を買い取ってしまう方式ですが、日本は最小限しかしなかった。

中国がいつまでバブル崩壊の先送りを続けられるかですが、貿易収支の黒字が貯まり続けている間は出来るだろう。しかし経済の拡大が止まって貿易黒字も減少して行くようになると先送りも出来なくなりバブルの崩壊ばかりでなく政府そのものが崩壊しかねない。アメリカの米国債を買ってくれる国がある間は大丈夫ですが、日本や中国が買わなくなればお終いだ。

日本も長年貿易黒字でしたが、福島原発災害で原発が止まり天然ガスの輸入の増大で貿易赤字が続くようになった。貿易赤字ばかりでなく経常収支も赤字になれば日本はアメリカ国債を買い支えられなくなり逆に売らなければならなくなる。赤字が続けば円は安くなり安い日本の輸出品の競争力が高くなり、中国製の商品が売れなくなる。その時が中国のバブルの崩壊が始まる時だ。

 

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コメント
 
01. 2014年5月13日 16:22:15 : bfiJIUelwU
中国のバブル崩壊がないなど甘い。日本の財政破綻がないと言うのと同じ理屈だ。

中国も日本も破綻と崩壊に向けてまっしぐらということだ。

日本ばかりか世界で同じようなことが起きている。世界同時バブル崩壊は確実だ。


02. 2014年5月13日 16:25:05 : yZIxF9LyC2
馬鹿くさい論だ。何もわかっていない。
そもそも日本の円高は、良いことなのか?悪いことなのか?言っていることが滅茶苦茶だ。

円高だと外国で物が売れないとか騒いで円高のせいにするし、円安だと原材料高うんぬん言って、儲からないと言う。

馬鹿か?

自民は物つくりをわざわざ、外国にインフラ整備してやって工場を移しておいて、日本の雇用を激減させてきた。だから円高で困らないのに、円安誘導する愚を行っている。

そもそもODAなんかするから、日本が悪くなるのだ。

米国は、日本に対外ODAさせたくて仕方がない。理由は「日本の将来なんて興味がない。世界経済が盛り上がれば、国際資本である米国の一部が儲かる」からだ。

国民が貧困になっているのに、街で外国人顔をよく見かけるのは、米国追従の政策のせいだ。

何せ日本の公用語を日本語から英語にしようとしているのだから。。。



03. 2014年5月13日 16:26:24 : nJF6kGWndY
>中国の場合、バブル崩壊がないから、無駄な不動産開発、過剰開発、過剰生産が整理されることもない。構造改革のきっかけは失われ、非効率な投資が延々と続く。結果が乱開発による国土崩壊の加速であり、歯止めが一向にかからない環境汚染

全く引締めが行われないわけではない。

特に、反贅沢運動や、体制主流派にとって邪魔な政敵を叩くピンポイント攻撃は

実質的な引締め効果が大きい

>バブルの崩壊で無駄な投資を抑制

資産急落(バブル崩壊)がなくても、別に、ムダな投資は抑制できるのは

過去の景気後退期を見れば明か


>中国も不良債権が手におえないほどの規模になれば先送りも出来なくなりジンバブエになる可能性がある。終いにはインフレが収まらなくなり経済成長もストップして国民の生活が破綻

ハイパーインフレは、国内生産力の激減と、膨大な無駄遣い(主に軍備と、超浪費=バラマキ)によって起こるが、
現時点での中国では、そのリスクは、それほど大きくはない



04. 2014年5月13日 17:57:03 : MEJkFnPqrk
何故チャイナ経済が崩壊しないのかという問題提起は面白い。 同時にアメリカ経済だって、何故社会が崩壊しないのかという点も興味ある問題設定だと思うね。 この投稿にあるチャイナ・アメリカの対策が、殆ど無制限に中央銀行が通貨の増発を行い、不良債権を買い支えているからバブルは破綻せず、経済も崩壊から免れていると言う事だろう。 チャイナの土地バブルが行き詰って、時価が下落し銀行に不良債権が発生しても、共産党独裁政府の鶴の一声で不良債権を買い取って隠してしまえば目に見えなくなる。 隠してしまうと言うのは、言い換えれば政府が買い取って償却してしまうと言う事なのだろうか。 アメリカの方ではFRBが金融機関の不良債権を買い取り、これも償却してしまったと言う事になる。 そんなことってあり? じゃあなんで日本銀行がソ俺をやらなかったのか。 日本については、アメリカがやらせてくれなかったと言う事なのかね。 アメリカや日本の話はちょっと横に置いておいて、チャイナについてならなんとなくわかるような気がする。 つまり共産党独裁国家である中国が破綻し、社会が崩壊しては困る人たちがいると言う事じゃないのかね。 所謂国際金融業者という化け物がいて、チャイナにはどんどん投資し続けているってことじゃないの? GDPは投資と消費の合算したものだから、投資が無制限に注ぎ込まれればGDPも墜落したりしないってこと。 ロスチャイルド氏を始めとする国際金融組織が、チャイナに対する投資を続けているから潰れないんだと思いますがね。 彼らは彼らのやり方でもって、信用を膨張させることなんて容易な話でしょうが。 彼らの気が変われば、その日にでもチャイナはパンクすると思う。 日本人はそれに気づいていないだけ。 日本だって理屈でいうのなら、政府発行の通貨を増発して溜まった国債を買い取ってしまえば問題は無くなるってことでしょうが。 ただし日本人でそれを言い出したりすれば、小澤さんとか亀井さんみたいに消されるだけでしょう。 違います?

05. 2014年5月13日 18:57:25 : TGZjS8iB2r
中国共産党としては、日本の様にバブルの崩壊からデットデフレーション、それに伴う通貨高と産業の破壊が起こるよりは、多少のインフレと不均衡の蓄積はやむを得ないとの考えがあるのだろう。

06. 2014年5月13日 19:27:58 : jXbiWWJBCA
崩壊は、あるとしても、まだ先でしょうね


中国、GDP世界一に=購買力平価換算で―世銀推計
時事通信 5月13日(火)17時0分配信
 【ワシントン時事】中国の国内総生産(GDP)が2014年に購買力平価(PPP)換算で米国を抜いて世界一になる見通しとなった。13年の中国のGDPは米国の5割強だが、世界銀行のPPP推計や中国の成長見通しなどを勘案すると、年内に「世界最大の経済大国」となる。
 PPPはモノやサービスの値段を基準に算定した為替レート。世銀が4月に発表した11年時点の推計によると、世界全体に占める経済規模はPPP換算で17.1%を占めた米国が1位。2位は中国(14.9%)、3位はインド(6.4%)、4位は日本(4.8%)で、新興国の購買力の勢いが表れた。
 11年の市場為替レートは1ドル=約6.5人民元だったが、PPP推計では1ドル=約3.5人民元と市場よりも元が高い結果となった。この推計を基に、国際通貨基金(IMF)の12〜14年の各国の成長率予想を当てはめると、中国のGDPは14年に米国をわずかに抜く見通しだ。 

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最終更新:5月13日(火)18時27分時事通信

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07. 反イルミナティー主義 2014年5月14日 17:20:18 : c/WVv5CaliQ7M : KqJxltKOcs
TORA
ゲリノミクスの失敗やユダ米国社会の格差の広がりと
株価暴落のを関心から反らせて中国へのネガキャン攻撃か?
相変わらず薄っぺらい北朝鮮もまっ青のプロパガンダだなWWWWWW。


[32削除理由]:アラシ

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