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90.9%激減した経常収支(3月)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4674958.html
2014年05月12日 NEVADAブログ
3月の経常収支は、一年前に比べ<90.9%激減>の1164億円となり、かろうじて黒字となっていますが、今後誤差脱漏が加算され赤字になることもあり得ます。
また、13年度下半期(13年10月〜14年3月)の経常収支は2兆2911億円の赤字となり、半期ベースでは過去例にない赤字になっています。
日本は次第に衰弱していっていますが、ぬるま湯に浸っている日本人・日本企業は何ら関係ないという態度であり、経常赤字?大したことはないという論調もあります。
「アメリカも経常赤字でありアメリカは問題なく国が運営されておりだから日本も問題はない」という「専門家」もいますが、アメリカドルは世界中でそのまま通用するところもありますし、どこでも有利な交換レートで変えられます。
ところが日本円は違います。
ニューヨーク市内でも円をドルに交換出来ない所もあり、中には実質的に20%、30%の手数料を課すところも多くありますし、そのままで使えるところは皆無であり、ドバイやカタールでは円の交換が出来ない銀行も多くあります。
経常赤字を埋めるにはその通貨を購入して貰えばよい訳ですが、米ドルは世界中の国・国民が使い勝手があるとしてこぞって買いますので経常赤字を埋めてもなおお釣りがくる位なのですが、日本円はそうはいきません。
結果、経常赤字を埋めるには日本人しか頼れず、その日本人も、今までため込んできた高齢者は今や預貯金を取り崩していっており、この取り崩し分が加速していけば、日本は経常赤字分を国内で埋め合わすことが出来ず、海外から調達する必要に迫られますが、先進国最悪の財政状況になっている今の日本に貸してくれる国はあるでしょうか?
毎日新聞は以下のように報じています。
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経常赤字は、国内で必要な資金をまかなえない状況を示す。
貿易赤字が定着する中、少子高齢化で働き手が減り、高齢者が貯蓄を取り崩すようになれば、元手になる資金が減るため、日本は中長期的に経常赤字になる可能性がある。
海外から安定して資金を調達できれば問題ないが、日本政府は先進国最悪の財政赤字を抱える。
返済能力を疑われれば、高金利の海外資金に頼らざるを得なくなり、景気に悪影響を及ぼす懸念もある
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昔の「61国債の悲劇」が再来すれば、国債発行残高1,000兆円の6.1%、即ち、61兆円も利払いをしましても、その国債に買い手がつかないとなります。
税収が50兆円規模で利払いだけで61兆円となって、果たしてやっていけるでしょうか?
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