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小保方さん「クロ」判定に困惑する“便乗狙い”の悲鳴
2014年5月10日 日刊ゲンダイ
ガッカリは本人だけじゃない/(C)日刊ゲンダイ
理化学研究所の調査委員会が最終的に「STAP論文」を「クロ」と確定したことに対し、小保方晴子ユニットリーダー(30)は、強いショックを受けて絶句したという。
世紀の大発見と騒がれて「リケジョの星」と脚光を浴びたのは、つい3カ月前だ。それが今や「科学界追放」の大ピンチ。言葉を失うのもムリはない。だが、今回の騒動にガッカリしているのは小保方さんだけじゃない。便乗商法をもくろんだ面々もアテが外れた。
「『STAP細胞』の大発見を信じて自社商品などに『STAP』の名前を商標出願した中小企業の経営者たちが、『勘弁してくれ』と悲鳴を上げています」(事情通)
メディアで話題になった名前や文字を商標出願、登録するのはよくある話だ。ネットで検索される機会が増えれば、自社のホームページに誘導できるほか、広告収入にもつながる。要は、他人のふんどしで相撲を取ろうというわけだ。
■「STAP」に5件の商標出願
現時点で特許庁に商標登録・出願されている「STAP」は7件。このうち、5件は小保方さんが最初に「STAP細胞」発見の会見を開いた1月下旬〜2月上旬に集中している。
対象の商品やサービスは「化粧品」や「医療用器具」「学習塾の経営指導」など。典型的な“便乗”だが、商標出願中の関東地方の業者は今回の騒動についてこうボヤく。
「大きく話題になると思って『STAP』を商標出願しました。ただ、騒動は想定外だった。確かに話題にはなったが、何だか悪いイメージが定着しそうで。出願するのにン万円かかったのに……」
小保方論文の“被害者”はこれからも出そうだ。
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