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ビットコインで覚醒剤密輸 ますます巧妙になるネット売買
http://gendai.net/articles/view/newsx/150093
2014年5月10日 日刊ゲンダイ
仮想通貨ビットコインで覚醒剤を密輸して逮捕された寺元歩容疑者(38=福岡県春日市)は、どうやら最近増殖中の“シロウト売人”だったようだ。
寺元は海外の闇サイトを通じ、メキシコの密売人から覚醒剤50グラムを15万円で仕入れた。その代金を、偽名を使ったビットコインで支払ったという。覚醒剤はタブレット端末の中に隠して送らせたが、成田空港の貨物検査で引っかかり、あえなく警視庁などにお縄に。
「寺元は『転売目的だった』と話していますが、本業は自転車部品の販売。密輸量も少なく、やり方もお粗末なところをみると、シロウト売人なんでしょう」(捜査事情通)
■警察は追いきれない
ビットコインを使った違法薬物取引の摘発は国内初らしいが、ネットを使った手口は年々複雑になっている。
警視庁の調べでは、薬事犯の検挙数は年々減少しているものの、薬物の押収量は増えている。麻薬は2010年に過去最低の654グラムだったが、たった2年で10倍の6985グラムに。覚醒剤も3万2446グラムから3倍の9万5097グラムにまで増加している。
「最近は1回に大量の薬物を運ぶことが多い。そのため押収量は増えていますが、ネット売買のせいで水面下に潜り、検挙するのが難しくなっています」(捜査事情通=前出)
大量の薬物が国内に出回っている恐れがあるわけだ。それもシロウトに広がっていると、犯罪ジャーナリストの田代篤氏は指摘する。
「最近ではLINEなどのSNSを使って、小遣い稼ぎで薬物の売買をやる人が増えています。仕入れも転売も相手と顔を合わせなくて済むし、警察も追いきれない。“闇サイト”は立ち上がってはすぐ消えるし、ビットコインやSNSといった偽名、匿名ツールを悪用されたら、正直お手上げでしょう。シロウト売人が増えるわけです」
寺元が15万円で密輸した覚醒剤の末端価格は約350万円。とはいえ結局は、もっと大きな代償を払う羽目になった。
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