http://www.asyura2.com/14/hasan87/msg/610.html
Tweet |
ソフトバンクは純利益もNO.1/(C)日刊ゲンダイ
ドコモ抜きでSBが業界トップへ 始まった逆転劇ラッシュ
http://gendai.net/articles/view/news/150048
2014年5月9日 日刊ゲンダイ
ソフトバンクの孫正義社長(56)は14年3月期決算発表で、本業の儲けを示す営業利益が初めて1兆円を超えたと喜びをあらわにした。「いずれトヨタを抜き圧倒的な1位になる」と意気込んだが、そのトヨタは8日、決算を発表。営業利益は2兆2921億円と、ソフトバンクの2倍以上で着地した。格の違いを見せつけた格好だ。
ただソフトバンクは純利益で、ライバルのNTTドコモを初めて抜いた。売上高、営業利益、時価総額のいずれもドコモを上回り、業界トップに躍り出たのだ(別表参照)。
「アベノミクスによって、日本経済は混迷し、大手企業も対応に苦慮しています。一歩、戦略を間違えれば、売り上げが激減し、株価も低迷します。ソフトバンクとドコモのように業界の首位が次々と交代する可能性があります」(経済ジャーナリストの真保紀一郎氏)
■注目はセブン&アイVSイオン、楽天VSヤフー
市場で囁かれるのは、セブン&アイとイオンの売上高逆転だ。現在はイオンが日本一だが、「セブン&アイは通販のニッセンや、岡山県が地盤の天満屋ストアなどM&A戦略を加速しています。ライバル逆転は近いかもしれません」(経済評論家の杉村富生氏)という。セブン&アイの営業利益はイオンの約2倍で、時価総額は3倍以上。売上高だけがイオンに負けている。それだけに、「売上高トップの奪取は、鈴木敏文CEO(81)の花道になる」(証券アナリスト)なんて声も出てきた。
百貨店でも首位逆転がありそうだ。
「トップの三越伊勢丹は大阪店の“失敗”が響いています。さらに脱・高級路線の印象が強くて、優良顧客の資産家たちがライバルの高島屋に流れているようです」(杉村富生氏)
ネット通販でしのぎを削る楽天とヤフーも、出店料無料を仕掛けたヤフーに勢いがある。売上高で首位に立てれば、営業利益、時価総額との“3冠達成”だ。
そのほか、海運(日本郵船と商船三井)やゼネコン(大成と鹿島)、不動産(三菱地所と三井不動産)は、「第2のソフトバンク現象が起きても不思議はない」(兜町関係者)ともっぱらだ。
逆転劇ラッシュがもうすぐやってくる。
【ライバル企業の成績表】単位=億円
◆社名/売上高/営業利益/時価総額
◇ソフトバンク/6兆6666/1兆 853/8兆7636
◇NTTドコモ/4兆4612/8191/7兆1542
◇三越伊勢丹HD/※1兆3000/※ 325/5310
◇高島屋/9041/290/3248
◇セブン&アイHD/5兆6318/3396/3兆5360
◇イオン/6兆3951/1714/9970
◇楽天/5185/902/1兆7243
◇ヤフー/3862/1974/2兆5285
◇大成建設/※1兆5330/※ 537/5211
◇鹿島/※1兆5200/※ 180/4017
◇三菱ケミカルHD/※3兆5000/※ 1100/6130
◇住友化学/※2兆2300/※ 1050/6224
◇日立製作所/※9兆4000/※ 5100/3兆5187
◇東芝/6兆5025/2907/1兆6696
◇新日鉄住金/※5兆4500/注 3200/2兆5183
◇JFE HD/3兆6668/1533/1兆1465
◇三菱商事/2兆1950/1984/3兆2044
◇三井物産/1兆1165/2752/2兆7235
◇三菱地所/1兆 752/1612/3兆3494
◇三井不動産/※1兆5300/※ 1600/2兆7315
◇日本郵船/2兆2372/449/4914
◇商船三井/1兆7294/410/4222
◇キリンHD/2兆2545/1428/1兆3268
◇アサヒグループHD/1兆7142/1174/1兆3796
◇ソニー/※7兆7700/※ 260/1兆8449
◇パナソニック/7兆7365/3051/2兆5904
売上高、営業利益は13年度決算(※は会社予想、注は「四季報」予想)。時価総額は8日終値で算出。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。