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株は秋口から
森永卓郎氏が勧める「財テク」 中長期なら物価連動国債の投資信託
http://www.zakzak.co.jp/economy/investment/news/20140507/inv1405070830001-n1.htm
2014.05.07 夕刊フジ
消費増税の影響は深刻だった。高速道路はスイスイ走れるようになり、家電製品も売り上げが大幅減になっている。政府や日銀は景気が7月から切り返して、再び回復軌道に乗るとみているが、そんなことはないだろう。実質所得が大幅減になるからだ。
消費増税と日銀の異次元金融緩和で、今年度の物価上昇率は4%に達する。一方で、ベースアップはトヨタでさえ0・7%に過ぎない。日本全体の賃金上昇率は0・5%にとどまるとみられる。つまり実質賃金は3・5%の減少となる。
戦後最大の実質賃金下落のなかで、消費が拡大するはずがない。景気はこのまま真っ逆さまに落ちて、年末の日経平均は1万2000円を割り込む可能性がある。
政府と日銀は7〜9月期のGDPの落ち込みをみて景気対策に乗り出す。ただし、7〜9月期のGDP二次速報が出るのは12月だ。それまでは景気も株価も落ちていく。
本来なら、日経平均を売るのが一番の財テクになるはずだが、先物売りは全損につながる恐れがあるのでお勧めしない。
日本株を買うなら秋口から年末にかけてだ。また年末に日銀が大規模金融緩和を発表すると、円安に振れるので、いまのうちに外貨預金をするというのも一つの手だ。
ただ中長期の運用を考えるなら、一番よいのは物価連動国債とみる。物価連動国債は物価上昇分だけ元本が増えるので、インフレ時には最も効果的な商品だ。ただ、現時点では、国民は直接買えないので、物価連動国債に投資する投資信託を買うしかない。正直言って、すでにかなり値上がりしてしまっているが、高いインフレがきたときに備えるには、よい投資対象だと思う。
NISA口座の対象にもなるし、1口1万円から買える。もちろん、基本的には国債だから、大きなリターンは期待できないが、いま優先すべきことは資産の保全だ。 (獨協大教授・森永卓郎)
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