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TPP参加で増える激安食品で日本に健康被害が続出する
http://gendai.net/articles/view/life/149950
2014年5月6日 日刊ゲンダイ
南清貴氏/(C)日刊ゲンダイ
日本がTPPに参加すれば、サラリーマンはひたすら安価で、1食200円台でランチが食べられるでしょう。ですが、同時に健康被害を訴える人が増えるでしょう。よくよく考えて欲しいのですが、安い商品は何らかの理由があるのです。
アメリカの中西部から南部の農地は、化学肥料と農薬で荒廃し、ミシシッピ川の色が変わったといわれています。アメリカ産のトウモロコシは88%が遺伝子組み換え。米国は安全だと強調しますが、実際には、農家は除草剤や殺虫剤を大量にまいて栽培しています。
今の日本でも危険な食材が多量に出回っているのに、これではひとたまりもありません。例えば、多くの外食産業で食される米には、「精米改良剤」が使われています。代表的なのは、プロピレングリコールという自動車のラジエーターの不凍液に使われる化学薬品です。このプロピレンを使うと、古くなったお米を精米するときに、米が割れてロスになるのを防げます。また、古米特有のにおいを防ぎ、新米のような白い光沢のあるご飯に生まれ変わらせることができます。
このプロピレンは、なぜか食品添加物としては表示義務がない。少量なら人体への影響は少ないと言う人もいますが、私はせめて使っている化学薬品名ぐらいは表記すべきだと思います。
以前、私は百貨店の催事出店で隣になった有名カレーパン屋に驚いたことがありました。催事期間中、まるまる1週間、揚げ油を換えなかったのです。ショートニングという油脂を使っていたからですが、ショートニングは動脈硬化や血栓疾患のリスクが高まるとされるトランス脂肪酸が大量に含まれています。
有名ホテルのケーキバイキング。裏事情を知っている人たちは絶対に行きません。また、私の知人で常温でもカビがはえない総菜パンを食べない人がいます。人の体にどんな影響を与えるのか心配だからです。それでも日本の今の基準では販売していいし、食品や食品添加物の安全性については、多様な意見があってもいいと思います。
私が伝えたいのは、選択は消費者である「あなた」であること。業者は、購入を強要しているわけではありません。「なぜこれほど激安なのか?」と問いかけてみてください。
▽南清貴(みなみ・きよたか)/1952年生まれ。国際食学協会名誉理事長。
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