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出遅れ組が有利 NISAの旨みはGW以降に転がっている
http://gendai.net/articles/view/news/149967
2014年5月4日 日刊ゲンダイ
日経平均は20日まで上昇し、その後に下落する
先行組は含み損も…/(C)日刊ゲンダイ
今年1月に鳴り物入りでスタートしたNISA(少額投資非課税制度)。配当金や売却益にかかる税金(約20%)がゼロとあって、個人投資家の人気は高まる一方で、口座数は500万を超えた。ブームに乗り遅れた人は、「今から始めても儲からないのでは……」とあきらめることはない。むしろ、GW以降にNISAのウマミは転がっているのだ。
日経平均は年初に1万6000円前後あったが、ジリジリと値を下げ、4月半ばには1万4500円水準まで下落した。早くからNISAに飛びついた投資家は、含み損を抱えるハメに陥っている。
その点、出遅れ組は有利だ。年初に比べ安値で買えるうえ、売り時も判断しやすいという。
「5月相場を予想すると、日経平均は20日ごろまで上昇し、21日以降にドカンと下げる展開です。今年の日経平均の動きを見ると分かります。上昇相場は日銀の金融政策決定会合までで、その後は下げに転じることが多かった。『イベントドリブン型』といわれる投資ファンドが暗躍しているのだと思います」(株式評論家の杉村富生氏)
イベントドリブン型とは、決定会合のようなイベントを利用して“株価操作”するファンドだ。
「彼らは、次の決定会合で追加金融緩和が実施されると市場をあおり、株価をつり上げます。5月は20日と21日に決定会合が開催されます。つまり、20日前後までは上昇相場、それ以降は下落傾向が顕著になるということ。追加緩和が本当にあったら話は違ってきますが、5月はまずないでしょう」(杉村富生氏)
GW明け早々に株を買い、20日前に売却すれば、大儲けも夢じゃないということだ。ただ、NISA口座を開設するには約1カ月かかる。今からでは間に合わないが……。
「大丈夫です。6月には政府の新成長戦略が出るし、7月は追加金融緩和の可能性が十分にあります。安倍首相は、来年10月に消費税率を10%に引き上げるための判断を年内にするとしています。だから秋以降も、必死に株高を演出するでしょう。年末の1万7000円台到達もあり得ます」(株式評論家の倉多慎之助氏)
5〜6月に仕込んでも十分間に合う。
■長期投資より短期の急騰株を狙え
NISAは5年間にわたって非課税が適用される。そのため、長期投資に向いていると思い込む人が多く、高配当の銘柄に人気が集まっている。だが、ここに“落とし穴”がある。
「長期投資で安定したリターンを得る方法を否定はしません。でも、NISAの最大の特徴は非課税という点です。ここに注目すれば、短期投資で急騰株を狙う方がメリットは大きいはずです」(投資アドバイザーの向後はるみ氏)
例えば、高配当で知られる武田薬品(100株)を買うと、投資額は約49万円。配当金(年)は1株当たり180円、100株で1万8000円だ。5年間保有し続けると9万円の配当金を手にすることができる。とはいえ、「得する」(非課税分)のは、わずか約1万8000円に過ぎない。しかも武田薬品のような大型株は値動きが地味。高騰はマレなので、巨額の売却益は期待薄だ。
一方、値動きの激しい中小型株に49万円(武田薬品と同額)を投資したらどうなるか。株価1.5倍で、利益は24万5000円。課税口座だと約5万円の税金が取られるがNISAだったら無税。5万円も得する計算だ。
「リスクはありますが、NISAを上手に使いこなすワザです。1年間の投資限度額100万円のうち、半分は長期投資に回し、残り半分を積極投資に振り分ける手もあります」(証券アナリスト)
長期投資は個別銘柄でなく、投資信託で運用する方法もある。
「日経平均などインデックスに連動した投信は、ノーロード(販売手数料が無料)が多く、初心者向きの商品です。『ニッセイ日経225インデックスファンド』のように生保系が運用する投信は、信託報酬を低く設定しているケースが目立ちます。選択肢のひとつでしょう」(楽天証券経済研究所の篠田尚子ファンドアナリスト)
せっかくのNISA。使いこなさないと、もったいない。
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