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1 5月 2014, 13:33
ガスプロム、一番になる
Photo: RIA Novosti
ロシアのガス(「ガス・石油」と称した方が公正だろうが)ホールディングス「ガスプロム」は2013年の業績を経て、財政指標で世界第3位から第1位に上昇した。企業の基本的活動による収益は22%上昇、金額にして560億ドルを超えた。中国のペトロチャイナと米国のエクソンモービルは後塵を拝した。
基本的な収益元、すなわち欧州全土で、ガスプロムは10年来の記録となる大容量の天然ガスを供給した。増大する需要にガスプロムは完全に応え、滞りなく、西側の消費者たちに、重要なエネルギー源にして化学資源であるガスを供給した。エネルギー・財政研究所エネルギー配給問題担当ディレクター、アレクセイ・グロモフ氏は次のように語る。
「西側ではロシアは長期ガス合意のほぼ全量を供給できた。現時点で欧州諸国との長期ガス合意は1800億立方米という規模である。うち1620億立方米が実際に供給された。非常に良好な数字だ」
ガスプロムが今後も最高収益企業の地位を保持できる見込みはある。第一に、ガスプロムには十分に豊富な資源ベースがある。第二に、ここ数ヶ月、ガス価格は「快適な」高い値を維持している。さらにフィナンシャル・グループ「BKS」戦略主任マクシム・シェイン氏は、ガスプロムの戦略について次のように語っている。
「アジアという有望な方向性がある。ガスプロムは近日中に中国側と合意を結ぶ予定である。これもまた、ガスプロムの財政状態に多大に寄与することであろうし、それによってガスプロムは、財政指標において世界最高の位置を保つことが出来るだろう」
アナリストらの見るところ、ガスプロムはおそらく、供給量においても、昨年の水準を維持することが出来るだろう。これから数日、または数ヶ月、あるいは数年のうちに、欧州におけるガスプロムのプレゼンスが低下することは考えにくい。欧州の役人どもは、口さえ開けばロシアのガスは高くなった高くなったとぼやいているが、現実、ロシアのガスより有利な価格で同じ量を供給してくれる相手を見つけることなど、欧州には出来ないのだ。第一、アジア太平洋地域では、価格は1.5倍から2倍高い。たとえば日本では、1000立方米あたりの価格は600ドルから700ドルである。
オレグ・オブーホフ
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