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転職市場はプチバブル…キャリア妻の夫が陥る自殺予備軍
http://gendai.net/articles/view/life/149850
2014年4月30日 日刊ゲンダイ
安易な転職で全てパー/(C)日刊ゲンダイ
中途採用の求人数が大幅に増加している。人材サービス大手「インテリジェンス」の3月求人件数は、前年同月比で28%増、転職希望者数も同38%増で共に過去最多を更新した。「転職市場は完全にプチバブル。建設・不動産やIT、金融などほぼすべての分野で求人が殺到している」(人材紹介会社営業)という。ところが…。
35歳転職限界説は完全に崩壊。オーバー40も続々、転職市場に流入している。
大手人材紹介会社の担当者がこう言う。
「雇用対策法改正で求人広告に年齢制限を記載できなくなったことに加、若いだけが取りえの第2新卒より、キャリア豊富な中堅層のニーズが増えています。特に営業職のニーズが高い」
なにしろ、東京都がゼネコン社員を引き抜いているとして問題になっているほどだ。
だが、人事ジャーナリストの栗原昇氏は、この動きに“待った”をかける。
「中堅層の転職は、下手をすれば、自殺予備軍になるとされます」
■女は仕事をしない男に興味はない
自殺予備軍とは穏やかではない。実際に転職した人の声を聞こう。
現在、税理士事務所で記帳代行業務をパートで請け負っているというA氏(43)だ。
「カミさんが中学校の教師という安定職。いざ転職に失敗しても、数カ月ならカミさんが家計を支えてくれると思っていました。そこで3年前、化学メーカーからネット関連ベンチャーのマーケティング職に転じたんですが、そこの女性社長とまるでウマが合わなくって…。徹夜でデータを仕上げても、〈仮説検証思考が劣っている〉と攻め立てられました」
A氏は、転職先を6カ月で退職、そこからが地獄だった。
「前職の在任期間が短いことを理由に、次の転職先は決まりませんでした。ショックだったのは、〈私、アンタを食わせる気はないから出て行って〉というひと言です。男の失業は、女性とは違います。数カ月だけ妻に頼ろうは、完全な男の妄想。定職を失えば、同時に妻と子どもを失うことになるのです」
A氏は現在、税理士事務所で月収15万円程度の収入を得ているが、先はない。
前出の栗原氏がこう言う。
「キャリアウーマンの奥さんを持つ人ほど危ない。40歳すぎの転職でコケると、家族、収入、社会的信用、友人、地域社会とのつながりなどを一気に失うケースが実に多い。即、自殺予備軍になりかねないのです」
自殺と失業の相関性は高く、警察庁のデータによると40代男性全体の自殺率は10万人当たり45.13人(10年度)だが、無職者の場合は約230人と5倍に跳ね上がる。
よくよくリスクを考えて再就職活動をすることだ。
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