02. 2014年4月30日 17:28:16
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予想通りで 市場は、追加緩和が消えたと見て、やや下押しだが、いずれにせよ国内要因は、かなり織り込まれているから動きは小さいな http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N4SN9Y6S973101.html 債券は反落、株高や展望リポート警戒で−日銀政策据え置きは予想通り 4月30日(ブルームバーグ):債券相場は反落。日米の株式相場が上昇したことに加えて、日本銀行の「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)に対する警戒感から売りが優勢となった。 長期国債先物市場で中心限月の6月物は、前営業日の28日終値比2銭安の144円95銭で始まった。午後に入ると水準を切り下げ、一時は144円86銭と25日以来の安値まで下げ、結局5銭安の144円92銭で引けた。 UBS証券の井川雄亮債券ストラテジストは、日銀が金融政策現状維持を決めた結果自体は想定されていた内容としながらも、債券市場では「展望リポート発表や黒田東彦日銀総裁会見を控えて不透明感が強く、様子見姿勢が続いた」と述べた。 現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の333回債利回りは、午後に入ってようやく同0.5ベーシスポイント(bp)高い0.62%で寄り付いた。午後3時すぎに横ばいの0.615%に戻したが、再び0.62%に上昇した。20年物の148回債利回りは0.5bp高い1.485%。30年物の42回債利回りは1bp高い1.71%と、3月31日以来の高水準を付けた。 日銀は30日の金融政策決定会合で、政策方針の現状維持を全員一致で決めた。午後3時には半年に一度の展望リポートを公表。2016年度の消費者物価(生鮮食品を除くコアCPI)は政策委員の見通し(中央値)が2.1%上昇(消費税率引き上げの影響除くベース)と、2%の物価安定目標が安定的に持続する姿を示した。午後3時半からは日銀の黒田総裁が会見を行う。 UBS証の井川氏は、「日銀は昨年末にバランスシート見通しで今年末のマネタリーベースを提示したが、来年末の見通しを出すのか注目。今年度末から来年度初めに物価目標の2%近辺を達成するとの見方を示すのであれば、15年末のマネタリーベース見通しを提示するとは考えにくいが、黒田総裁の発言を見極めたい」と話していた。 この日の東京株式相場は反発。TOPIX は前営業日終値に比べて0.2%高の1162.44で取引を終了した。朝方には0.8%高となったものの、午後に入って一時下げに転じるなど伸び悩んだ。 一方、29日の米株相場は続伸。好調な米企業決算を受けて買いが膨らんだ。S&P500種株価指数は前日比0.5%高の1878.33で終了した。 記事に関する記者への問い合わせ先:東京 池田祐美 yikeda4@bloomberg.net;東京 山中英典 h.y@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先:Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net山中英典, 青木 勝 更新日時: 2014/04/30 15:38 JST http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0DG0E620140430 日経平均は小反発、日銀展望リポートには早くも失望感 2014年 04月 30日 15:21 JST [東京 30日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に反発した。日銀が金融政策の現状維持を決定したと伝わると、材料出尽くしで日経平均は急速に上昇したが、日銀展望リポートへの期待は低く、その後は再び上げ幅を縮小した。
また、黒田東彦日銀総裁の会見が引け後に予定されており、様子見ムードが広がる中で商いは大きく膨らまなかった。 前日の米株高を受けて日経平均は反発して始まったが、午前の取引終了時間にかけて、急速に上げ幅を縮めた。すでに市場では、以前から「追加緩和見送り」との見方が大半を占めていたが、一部の市場参加者はサプライズを期待していたという。アイザワ証券・投資リサーチセンター長の飯田裕康氏は、午前の急速な下げについて「追加緩和なしとの確信が強まり、サプライズを信じていた人たちの一縷(いちる)の望みが断たれた格好で売られた」と説明した。 日銀が金融政策の現状維持を決定したと伝わると、日経平均は材料出尽くし感から急反発。ただ、引け後に発表される日銀展望リポートに対する期待は低く、早くも失望感が意識されたことで、上値は重かった。午後3時半からの黒田東彦日銀総裁の会見を前に売買を手控える市場参加者もおり、東証1部の売買代金は1兆9094億円と、12営業日連続で2兆円を下回った。 きょうの日銀総裁会見は、前回に続いてインターネット上などでリアルタイムの映像を視聴することができる。内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏は「前回の会見とは異なり、今回はそもそも期待感も高くない。前回ほどのネガティブ材料にはならないだろう」と見ている。 個別銘柄では、京セラ(6971.T)が反発。同社は28日、2015年3月期の連結営業利益(米国基準)が前年比12.0%増の1350億円になるとの見通しを発表した。売上高は同9.2%増の1兆5800億円と、2期連続で過去最高を予想する。増収増益予想を好感した買いが先行した。また、自社株消却を発表したエンプラス(6961.T)や自社株買いを発表した東映(9605.T)、大東建託(1878.T)などが後場買われた。 半面、NEC(6701.T)は続落。28日、2015年3月期の連結営業利益が前年比13%増の1200億円と減収増益になるとの見通しを発表したが、市場予想(ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト11人の予測平均は1269億円)を下回ったため、嫌気売りが出た。 東証1部騰落数は、値上がり753銘柄に対し、値下がりが919銘柄、変わらずが136銘柄だった。 日経平均.N225 終値 14304.11 +15.88 寄り付き 14393.51 安値/高値 14275.69─14421.22 TOPIX.TOPX 終値 1162.44 +1.70 寄り付き 1169.15 安値/高値 1160.65─1170.31 東証出来高(万株) 201962 東証売買代金(億円) 19094.15 (梅川崇) |