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あわや激突、大量欠航…LCC優等生「ピーチ」に異常事態
http://gendai.net/articles/view/news/149853
2014年4月30日 日刊ゲンダイ
井上慎一CEO/(C)日刊ゲンダイ
あと20秒で海面激突─―。
格安航空会社(LCC)「ピーチ・アビエーション」の航空機が28日、那覇空港への着陸直前に警報装置が作動、回避操作をしていたことが明らかになった。海面までの距離はわずか75メートル、時間にして20秒のあわや、というギリギリのタイミングだったことがわかった。
これを受け、国交省は事故につながる重大インシデントと認定した。ピーチといえば、先週、機長不足で大量の欠航を発表したばかり。同社に何が起きているのか。
ピーチの発表では、今年5〜10月に最大10路線、2088便が欠航する可能性があり、既に5月19日〜6月末の448便は欠航が決定済みだ。井上慎一社長が「飛行機をきちんと飛ばすことが基本」と主張し、欠航率1%以下を誇っていただけに、異常事態である。
■想定を上回る機長の病欠
理由について同社は、機長の病欠者が想定を超えたうえ、新規採用が間に合わなかったと説明している。機長は現在52人。病欠3人までは想定していたが、8人は想定外だったという。
「一度に8人も病欠というのは驚きですが、ピーチの機長は、経営破綻時にJALを退職した人が多く、高齢だということも遠因でしょう。LCCでは機長の32%が60歳以上という国交省のデータがあるほど高齢化しています。もっとも今回のピーチの場合、8人全員が規定の健康診断に不適合だったわけではないそうなので、安全性を重視した判断ともいえます」(航空関係者)
関西空港を拠点に12年3月に就航したピーチは、当初の2路線から、この2年間で17路線、12機態勢まで拡大した。今期は機長62人態勢を計画しているが、機長不足は世界的な傾向のため、計画通りにいかない可能性が高い。
「新規採用が進まない背景に、外国人機長は東京(成田)ベースを好むため、大阪ベースのピーチは不利というのもあります。また、世界中でLCCが拡大し、慢性的なパイロット不足で争奪戦になっている。アジアだけでもパイロット不足は、年間1万人ペースといわれているほどです」(前出の航空関係者)
つまり機長不足はLCC共通の悩みなのだ。
LCCは安さがウリなのに、機長の争奪戦で年収を上げればコストに響く。とはいえ、欠航続きはもっと収益に響く。ようやく日本に定着してきたLCCだが、このままでは経営が成り立たなくなってしまうのではないか。
◇
ピーチ機が海上75mを飛行「管制官の指示を勘違い」(04/29 13:01)
LCC=格安航空会社「ピーチ・アビエーション」の外国人機長が那覇空港に着陸する際、管制官からの指示を勘違いし、海上から75mという極めて低い高度を飛行していたことが分かりました。
国土交通省によりますと、28日午前11時半ごろ、新石垣空港から那覇空港に向かっていたピーチ・アビエーションの機体で、地上への接近を知らせる警報装置が作動しました。機体は滑走路の7km手前で高度300mを飛行すべきでしたが、海上から約75mという極めて低い位置を飛んでいたということです。機首を上げるなどの回避行動を取ったため、乗客乗員59人にけがはなく、那覇空港に無事着陸しました。アルゼンチン人の男性機長が「管制官の指示を勘違いした」ということです。ピーチを巡っては先日、パイロット不足が原因で、来月から6月にかけて運航する予定だった448便を欠航すると発表したばかりです。
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