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元ホワイトカラー退職シニア 意外にもベンチャーで需要増
http://gendai.net/articles/view/life/149821
2014年4月28日 日刊ゲンダイ
元ホワイトカラーの退職シニアの中には、働く意欲はあるが、職種のミスマッチで二の足を踏んでいる人もいる。昔取った杵柄(きねづか)ではないが、かつての経験や人脈を生かせる仕事ならしたい。そんな元ホワイトカラーの再就職を支援する企業が登場している。
若手の人材難でコンビニなど小売り業界は慢性的な人手不足が続いている。活況の建設、土木、不動産業界は、新卒採用では増える仕事に追いつかず、退職シニアに目を向け始めた企業もある。元ホワイトカラーの退職シニアには豊富な経験があり、しかも貴重な人脈をいまだに持っている人が多いからだ。
ところが、ハローワークに登録されているシニア求人は、配送や荷受け補助などの肉体労働がほとんど(表参照)。また、シルバー人材センターの仕事も、ビル・マンション清掃、除草作業、駐車場管理といった単純労働が多い。
「働く意欲はあるんだけど、掃除じゃ……」
こんな声をよく聞く。そこで登場したのが、元ホワイトカラーのシニア労働者と企業を橋渡しする再就職サービスだ。4月から営業を開始した「シニアモード」は、65歳以上限定で会員を募集している。
■ベンチャーは決定的にベテランの知恵が足りない
「例えば、IT系の中小やベンチャー企業は、社員全員がプログラムはできても、経理のプロがまったくいなかったりします。そこに経理の経験者が加わるだけで非常に助かります。さらに、画期的な商品を開発したとしても、販路に関してはズブの素人が多い。それを売ってどう儲けたらいいのか、ベテランの知恵を必要としています。シニアの中には、〈私は飲料メーカーの社員で、40年間スーパーの営業しかしてこなかった〉と卑下して言う人がいますが、その販路こそベンチャーにとっては宝の山なのです」(シニアモード広報担当者)
もちろん、今さらフルタイム勤務はきついという人が多い。実際、「労働政策研究・研修機構」の調査でも、65〜69歳の男性でフルタイム勤務を希望する人は25%ほど。約5割はパートで働きたいと考えている。
「当社では、フルタイムの正社員ばかりを想定していません。業務委託契約で、月5万円〜の収入で考えています。年金収入があり、営業、経理、法務などの経験者が、余った時間を若い人の手助けに使いたいというだけの理由でもいい」(前出のシニアモード広報)
自分から条件を提示し、週に2、3日の働き方も可能。相手先企業と仕事内容に合意したら、契約すればいい。もちろん、仲介手数料は無料だ。
少子化で人材不足は顕著。単純労働はちょっと……という元ホワイトカラーも、社会貢献で一肌脱ぎたいなら一考だ。
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