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ロングセラーの「桃の天然水」/(C)日刊ゲンダイ
激戦フレーバーウォーター 「桃の天然水」なぜ息が長いのか
http://gendai.net/articles/view/life/149779
2014年4月27日 日刊ゲンダイ
JT(日本たばこ産業)を代表するロングセラー商品「桃の天然水」が好調だ。2013年度のブランド全体の売り上げは前年比166%。パッケージも新たになった今年は、さらに上を狙う勢いだ。
桃の天然水は「透明なのに桃のすっきりとした味わいでゴクゴク楽しめる」ことが最大の特徴であり、ヒットの要因である。
「開発当時、桃の飲料というと濃くて甘い味が主流だったが、本来、果物の桃はとてもジューシーでみずみずしい。そのリアルな味を表現しなくてはいけないと考えた」(飲料事業部商品開発部の丸山佳那氏)
■透明果汁で大ブレーク
そして96年、「丁寧に濾過(ろか)した桃の透明果汁」と「天然水」で仕上げた、これまでにない新しい飲料が誕生した。まずは缶入りでスタートし、翌97年にペットボトル(500ミリリットル)入りが登場。透明感が一目瞭然になったことで認知が一気に拡大し、98年、テレビCMの人気とともに大ブレーク。文句なしの大ヒット商品となった。
以来、日本におけるフレーバーウオーターのパイオニアとして市場を牽引。07年ごろまで、リンゴやライチなど桃以外のフレーバーも発売するなど攻めの時代が続いた。だが、やがて他カテゴリーも含めた競争が激化。そこで原点回帰へ。
「発売以来のコンセプト、『桃と天然水で仕上げたみずみずしいおいしさ』をパッケージに落とし込んだリニューアルなど、基本に立ち返った戦略に舵(かじ)を切った」(丸山氏)
狙いは当たった。競合品の登場で市場全体の注目度が増したこともプラスに働いて、近年は前年比アップの売り上げが続く。甘さ控えめの「ライト」など、バリエーション展開も進めるほか、昨年からは新しい楽しみ方も訴求。そのひとつが「凍らせてもおいしい」という提案だ。半分程度溶けたところで強く振ると、シャーベット状になって「シャリシャリ食感」を楽しめる。冷凍可能なペットボトル採用により実現した差別化だ。
そして今年3月、品質と味わいを伝える新パッケージへリニューアルし、ますます勢いづく。フレーバー展開を進めた時期もあったが、JTの天然水の印象はやっぱり「桃」。
「だから今は桃一筋。今後は、機能系や季節に合わせた商品展開をしたいと思っている」(丸山氏)
桃の可能性は大である。
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