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残業代ゼロ、長時間労働の歯止めなし 抵抗できぬ働き手(朝日新聞)
http://www.asyura2.com/14/hasan87/msg/314.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 4 月 25 日 07:56:39: igsppGRN/E9PQ
 

残業代ゼロ、長時間労働の歯止めなし 抵抗できぬ働き手
http://www.asahi.com/articles/ASG4S5JXPG4SULFA02D.html?iref=comtop_6_01
2014年4月25日05時42分 朝日新聞


 政府が検討を始めた新しい労働時間制度は、「残業代ゼロ」と批判された第1次安倍政権の「ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)」より対象を広げ、企業には使いやすい内容だ。だが、働き手にとって大事な「働き過ぎ」に歯止めをかける有効な対策はどこにも見当たらない。

 もともと、日本の労働時間の規制は弱い。労働基準法は1日あたりの労働時間を8時間と定める。ただ、労働組合などと合意すれば、8時間を超えて働かせてもいい。条件をつければ、過労死の認定ライン(月平均80時間)を超えて残業させても違法にならず、事実上は青天井だ。

 その代わりに残業や休日、深夜に働かせた場合、企業に割増賃金を支払うよう義務づけた。企業に負担させることで、長時間労働を抑える仕組みだ。

 産業競争力会議で示された提案は、労働時間の長さではなく、成果により賃金を決めることで、その抑えを取っ払おうというものだ。ただ、その場合は「働き過ぎ」「過労死」を防ぐため、労働時間の上限を設けるなど具体策が欠かせない。

 ところが、提案には、効果的な規制が全く盛り込まれていない。

 提案には二つのタイプがある。高度な専門知識などを持つ人材を対象にする「高収入型」は、年収1千万円という要件を満たせば、ほとんど労働時間規制がかからない。もう一つの「労使合意型」は、収入が低い一般社員にも適用される。政府が労働時間の「基準」を示すというが、何時間なのか、強制力はあるのか。明確な説明はない。

 いずれのタイプも「本人の同意」が条件だが、立場の弱い働き手が企業から「同意」を強制されたら、抵抗できない。労働基準監督署を強化するというが、そもそも、監督署には同意が強制かどうかを判断する権限はない。

 前回のWEは、高収入の働き手に対し、休日を確保したうえで、労働時間規制の適用を除外するものだった。だが今回は「まるでブルーカラー・エグゼンプション。WEよりひどい」。公明党幹部はこう批判する。つまり、収入が低い働き手も巻き込みかねない、実に乱暴な提案だ。(編集委員・沢路毅彦)


 

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コメント
 
01. 2014年4月25日 10:19:53 : nJF6kGWndY
古い上に内容が薄いな

>立場の弱い働き手が企業から「同意」を強制されたら、抵抗できない

だから年収1千万未満の場合、労使合意が必要なんだが

問題は、完全に御用組合化して労組が機能していない企業の場合の対策がきちんと明記していないことだな

だから、労働時間を記録し、残業相当時間の時給が下がらないようにするなど

最低限の規制を作る必要があるだろう

http://mainichi.jp/select/news/20140423k0000m010093000c.html
規制緩和案:労使合意で大半適用 際限ない労働時間に不安
毎日新聞 2014年04月22日 21時41分

 産業競争力会議の民間議員が22日に示した、賃金を労働時間ではなく成果に応じたものへと変える案は「残業には報酬を支払う」という労働時間規制の根幹を揺るがす提案だ。2007年に第1次安倍政権が断念した同様の規制緩和案は、高収入の会社員を対象としていた。それが今回の案は、労使の合意があればほぼすべての労働者に適用されるとあって、与党からも「成果を出すために際限なく働かざるを得なくなる」との懸念の声が上がる。

 労働時間の規制緩和について民間議員は2案を示し、両方の導入を求めている。一つは「高収入・ハイパフォーマー型」案。年収1000万円程度以上の会社員が対象で、賃金は労働時間の長さに関係なく仕事の成果にのみ左右される。「残業代ゼロ法案」と批判され、政府が07年に法案化を断念した「ホワイトカラー・エグゼンプション(除外)」とほぼ同じ内容だ。

 今回はこれに「労働時間上限要件型」案を加えた。こちらは年収要件がなく、「個人の能力や裁量で労働時間を管理できない者以外」で「国が示す範囲」の社員が対象。本人の同意と労使の合意があれば、大半の従業員が「目標達成度に応じた報酬」となる。過労を防ぐため、国が年間労働時間の上限基準を示し、職務も労使で決めるとしているが、厚生労働省は「使用者が強い日本の労使の力関係の下では、なしくずしになる」(幹部)と反発している。

 産業競争力会議側は、同上限要件型について「柔軟な労働時間を望む子育てや介護をしている女性らが対象」と説明する。しかし、公明党幹部は「企業は『問題児』の社員に成果を求め、達成できなければクビを切るという使い方をする」と不信感をあらわにする。「全国過労死を考える家族の会」(寺西笑子代表)は「際限のない長時間労働を助長し、過労死・過労自死の犠牲者を増やす」と批判している。

 安倍政権が医療分野に加え、労働分野でも大幅な規制緩和を打ち出そうとしている背景には、6月に決定する予定の成長戦略の改定版に目玉政策が乏しいことがある。厚労省は民間議員案への対案として、1日の労働時間を柔軟にできる従来の「フレックスタイム」を拡充する案を検討する。6月の「山場」に向け、落としどころを巡る政府内の攻防が続きそうだ。【中島和哉、東海林智】


02. 2014年4月25日 12:32:14 : D5gqEFhwoc
>問題は、完全に御用組合化して労組が機能していない企業の場合の対策がきちんと明記していないことだな

まったく理解していないな。
対策を明記するが必要であれば、この制度を導入する意味がない。

>だから、労働時間を記録し、残業相当時間の時給が下がらないようにするなど

これも制度自体を導入する必要もなく、既存の労働法のままで問題ないだろう。
制度を変える意味がわからない。


03. 2014年4月25日 20:00:33 : Kzxj69xmKE

 労働者は購買者でもある、労働者にカネを回さないと購買力が下がるよ。


04. 2014年4月26日 00:23:22 : i2sYnyM6F6
>>01
民間企業労組なんてほとんど「御用組合」だろう。

05. 2014年4月26日 02:29:03 : nJF6kGWndY

>>02

自己責任の面もあるが

結局、今の制度でも過労死が無くなるわけではない

明確化が必要ということだ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140425-00000562-san-soci
アニメ制作社員の自殺 クールジャパン支える「月600時間労働」の衝撃
産経新聞 4月25日(金)20時4分配信
 アニメーションは、日本が世界に誇るポップカルチャーの代表格だ。ところが先週、平成22年に自殺したアニメ制作会社の元社員男性=当時(28)=が、過労による鬱病が原因と労災認定されたことが伝えられ、月600時間労働という過酷な実態が明らかに。「クールジャパンの底辺が、こんなにきついとは」と、衝撃が改めてネットに走った。

 亡くなった男性は、東京都杉並区のアニメ制作会社の元社員で、平成18年から21年12月まで正社員として勤務。制作進行と呼ばれる現場の調整役を務め、人気アニメ「おおきく振りかぶって」「かんなぎ」などに携わった。過労で鬱病になり、通院したが、退職後の22年10月に自殺。新宿労働基準監督署が労災と認定した。

 遺族側代理人の弁護士によると、会社にタイムカードで労働時間を管理する仕組みはなかったが、通院先のカルテには「月600時間労働」との記載があり、残業時間は多い時で344時間に上った。家に帰れないこともしばしばで、残業代が支払われた形跡もなく、7日間連続で会社に泊まったり、3カ月休みがなかったこともあったという。会社側は「労災認定を真摯(しんし)に受け止め対応していく」とのコメントを発表した。

 ◆業界では当たり前?

 これらの情報が新聞やテレビで報じられると、ツイッターや掲示板2ちゃんねるなど、ネット上には「月600時間ってことは、休みなしで毎日20時間働く計算だぞ」「1カ月って720時間しかないんだけど」「こんなの見たらアニメを楽しめない…」と、驚きが広がった。

 一方、アニメ制作の関係者とみられる人たちは、「月に300時間や400時間の労働なんて、アニメ業界では当たり前。600時間も十分あり得る」「追い込み時期は土日もなしで毎日3〜4時間睡眠」などと業界の実態を暴露。リアリティーたっぷりの発言に「これが世界に誇るアニメの現実か」「恐ろしすぎる」「業界の構造を変えないとダメだ」などのコメントが相次いだ。

 話題はやがて、過酷なのはアニメ業界だけではないという方向に展開。アニメのほかに過酷だと指摘された業界の中で、特に目立ったのは、ゲームや漫画、スマートフォンなどのプログラム制作だった。

 ◆犠牲の上に…

 こちらも「ゲーム制作は地獄だった。会社に1週間泊まり込みで仮眠は固い床で1時間。ふっと電車に飛び込みそうになった」「体を壊してやめていくのはザラ。1週間寝れなくて血吐いたり20代後半で突然死した人もいた」などと、アニメ業界同様に厳しい勤務実態の報告が続出。

 これらを受けて、「犠牲の上に成り立ってる業界が多いんだな」「日本のクリエーティブ系の職種って、どこも似たり寄ったり」「異常労働が、これほど広く常態化しているとは」などと憤りも交えた声が多く書き込まれる中、「労働が過酷な業界はどれもみんな、日本が世界に積極的に発信しているクールジャパンに関連したものばかりじゃないか」と指摘する人も登場。

 「世界から高い評価を得ているクールジャパンが、犠牲者の上に成り立っているのが実態なんて、明らかにおかしいだろ」「体を壊してまで文化を支えている人たちの待遇をなんとか改善しなければ」などと、日本のポップカルチャーの未来に対する懸念が相次いだ。(壽)

【用語解説】過労死 

 長時間労働による疲労や精神的負荷が過度に蓄積することによって引き起こされる死。鬱病の発症などによる過労自殺もある。厚生労働省発表の「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」(平成24年度)によると、過労死は申請285件、認定123件、過労自殺は申請169件、認定93件。これを氷山の一角とする指摘もあり、「karoshi」は国際語となっている。

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最終更新:4月25日(金)21時58分産経新聞


06. 2014年4月26日 04:11:13 : D5gqEFhwoc
>>05

だから労働時間の規定を撤廃するのに何を明確化するというのか。
残業代ゼロを目的とするのに労働時間記録や残業相当賃金を補償したら
なんのために新制度にするのかわからんだろ。
そんな規制を盛り込むのであれば、新制度など時間とコストの無駄と言うことになる。

今の制度でも過労死がなくならないから規制緩和するべきと言うのは極論に過ぎん。
引用してきた新聞記事も主張との関連性がよくわからない。
今の制度でもこんなに過労死あるんだから、労働時間を増やして残業代0にしても
構わんという意図なのか?


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