01. 2014年4月25日 14:27:10
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>「電通、朝日新聞、NHK、サイバーエージェントに内定してどこを選ぶか」と聞くと、サイバーエージェントと答える学生が大半 そりゃそうだろうw
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20140424/263448/?ST=print サイバーエージェント、女性社員の「妊活」支援 新制度「macalon(マカロン)」、5月から 2014年4月25日(金) 井上 理 サイバーエージェントは5月から、女性社員の「妊活(妊娠活動)」を支援する新制度を導入する。既存の有給休暇に加えて月1日の「妊活休暇」を認めるほか、専門医などの個別カウンセリングを受けられる「妊活コンシェル」制度などを新設する。 お笑いトリオ「森三中」の大島美幸さんが5月から妊活休業するなど、社会では妊活への理解が徐々に進んでいる。企業では既存の休暇制度の枠組みで不妊治療に専念する休業や休暇を認めるところもあるが、まだ少ない。制度があっても利用しづらい“名ばかり”制度となっているところも多いという。サイバーエージェントのように妊活支援を前面に打ち出した試みは大手では初めてで、話題を呼びそうだ。 「macalon(マカロン)」制度で産休・育休制度を補完 今回の新制度は、既存の産休・育休制度とは別に、妊活や復職後のケアなど、出産の前後を包括的に支援するもの。「macalon(マカロン=ママがCAで長く働く)」と名づけた。 妊活休暇は、既存の有給に加え月1日、不妊治療の通院や、投薬後の体調不良時などに利用できる。急な通院なども考慮し、当日取得も可能とした。妊活コンシェルでは、妊娠を目指す女性社員が、専門医・保健師の個別カウンセリングを月1回30分受けられる。
一方、育休からの復職後、育児と仕事の両立を目指す社員向けに、「キッズ在宅勤務」「キッズデイ休暇」という制度も新設した。 キッズ在宅は子供の看護時に在宅勤務を認める制度で、急な通院後の半日など当日取得も可能。キッズデイ休暇は子供の学校行事や誕生日などの記念日に利用でき、年2回(半休×2)取得できる。 周囲に利用用途が分からないよう配慮 さらに今回、「妊活などは上司や周囲に言いづらい」という女性社員の意見を汲んだ施策も導入する。 女性社員の休暇は「エフ休(Female休暇)」という名称に統一する。妊活休暇も、既存の生理休暇や通常の有給休暇も、取得時は「エフ休」と申請すればよい。上司や周囲に利用用途が分からないよう配慮した。事後に出勤簿上で帳尻を合わせる。 サイバーエージェントの藤田晋社長は新制度の狙いをこう話す。
「やっぱり長く働いてもらえるように環境を整えていくことがすごく大事。早く子供を産んで、プライベートも充実させてください。なおかつ長く働いてください、というメッセージでもある。会社はそういうつもりですということを示した」 「形骸化しそうなものは入れない」 新制度導入においてこだわったのが、実効性。エフ休も、利用者観点から出てきた発想だったと藤田社長は言う。 「生理中、重いんだけれど、誰にも言えずに袋小路とか、こんなことが理由で働きづらいと感じている女性が、やっぱりいると思うんですよね。そういうのを軽くしてあげたい」 一方で、「形骸化しそうなものとか、実効性が低いものは入れないようにした」。新制度の設計にあたり、育休の延長や、社内託児所なども検討したが、見送った。育休延長は「はやく職場復帰したい」という声を受け、育児と仕事の両立を支援する方が重要と判断した。 社内託児所は、オフィスが東京・渋谷に集中しており、満員電車で子供を連れて出勤することは難しいことから見送った。「男性視点で決めてはいけない」。藤田社長がそう言うように、新制度導入自体は役員レベルで決めたが、具体的な内容は現場の女性社員が決めていったという。 「女性が圧倒している」職場 スマートフォン向け新規サービス・アプリの開発を急ぐサイバーエージェントでは、女性社員の活躍が目立つ。「アメーバ」の各種サービス・アプリを統括するプロデューサー職のうち、約6割が女性。さらに実績を見れば、藤田社長いわく「女性が圧倒している」。 新制度は、この活躍を子育てまでの一過性のものに終わらせてほしくない、という経営陣の思いから生まれた。 女性が働きやすい職場をアピールする企業は多い。制度もある。が、おためごかしの名ばかり制度になっていないか。少なくとも大手の内定を蹴り、サイバーエージェントを選んだ彼女らは、実情を見抜いている。 (4月28日号スペシャルリポート「『女子力』新時代」で、サイバーエージェントの女性社員の活躍などを紹介しています) このコラムについて ニュースを斬る 日々、生み出される膨大なニュース。その本質と意味するところは何か。そこから何を学び取るべきなのか――。本コラムでは、日経ビジネス編集部が選んだ注目のニュースを、その道のプロフェッショナルである執筆陣が独自の視点で鋭く解説。ニュースの裏側に潜む意外な事実、一歩踏み込んだ読み筋を引き出します。 |