http://www.asyura2.com/14/hasan87/msg/311.html
Tweet |
確率51% 今夏、エルニーニョ暴落で1兆円が吹き飛ぶ
http://gendai.net/articles/view/news/149753
2014年4月24日 日刊ゲンダイ
閑古鳥が鳴く/(C)日刊ゲンダイ
エルニーニョが日本経済にトドメを刺す――。市場関係者が騒ぎ始めている。気象庁は、「夏には5年ぶりにエルニーニョ現象が発生する可能性が高い」とし、世界気象機関(WMO)も「今年半ばごろに発生する可能性が高い」と予測した。
「エルニーニョで、日本は冷夏になる。経済活動に悪影響をおよぼす危険性が高い」(市場関係者)
衝撃のリポートも出た。第一生命経済研究所主席エコノミスト・永濱利廣氏の「夏場の景気を左右するエルニーニョ」だ。
「90年代以降のエルニーニョの時期と景気後退局面は51.7%の確率で重なる」「消費増税後の日本経済に思わぬダメージを与える可能性も否定できない」というのだ。
「エルニーニョの影響が93年並みだとしたら、7─9月期GDPを0.9%押し下げる可能性があります。額にすると1兆1452億円です」(永濱利廣氏)
冷夏でエアコンは売れず、夏物衣料は大不振に陥る。プールなどのレジャーも客足が伸びず、ビールや清涼飲料水も売れない。こうして積み上がるマイナス効果が1兆円を超えるのだ。
「株価への悪影響も計り知れません。ただでさえ、日経平均は1万4500円前後で低迷しているのに、冷夏なんてことになったら、下落する銘柄が多発します」(証券アナリスト)
■「ブラックマンデー」「バブル崩壊」も冷夏だった
過去にエルニーニョが発生した年の相場は確かにメタメタだ。86〜87年はブラックマンデー、91〜92年はバブル崩壊、07〜08年はリーマン・ショックの引き金となったサブプライム問題で、株価は急落している。
「昨年は5月23日に日経平均が1000円以上も暴落しました。今年も、この時期に日銀の金融政策決定会合があります。追加の金融緩和がなかったら、悪夢の再来もあり得るでしょう」(株式評論家の杉村富生氏)
現在の株価から1000円下がると、1万3500円水準。そこに“エルニーニョ暴落”が重なったら、13年安値の1万486円まで下落してもおかしくない。
夏から秋にかけての相場は大崩れとなり、安倍政権がもくろむ消費税率10%への引き上げも危うくなる。永濱利廣氏も、「判断材料となる7─9月期GDPがエルニーニョで下押しされれば、税率の引き上げ判断に影響をおよぼすでしょう」という。
税率据え置きは歓迎だが、個人投資家には厳しい秋冬となりそうだ。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。