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5度も行政処分 名神高速逆走バス会社は“札付き”だった
http://gendai.net/articles/view/newsx/149679
2014年4月22日 日刊ゲンダイ
愛知県一宮市の名神高速道路で、乗客のいない観光バスが逆走した事故。運転していたのは「エヌ・イー・ケイ交通」の男性社長(63)で、現場にブレーキ痕がないことから居眠り運転の可能性もあるという。実はこのバス、逆走事故の8時間前にも長野で玉突き事故を起こしていた。ちょっと信じられない話だが、同社は過去にも多くの問題を起こしている。札つきの旅行会社なのだ。
「県警は自動車運転過失傷害容疑で会社事務所を家宅捜索し、事故原因を調査しています。ただ、会社の実態はよく分かりません。設立は1998年ですが、01年には当時の男性社長が無免許運転で逮捕されている。酒気帯びや人身事故で違反点数がたまり、99年に免許取り消しになっていたのです。それでも『人手が足りない』とツアーバスを運転していた。この男性は、11年にも強要未遂容疑で逮捕されている。被災地ボランティアを派遣する大阪府のバスの運行業者に元ヤクザを名乗り、契約するよう迫ったのです。さらに昨年は現社長まで、大阪府の排ガス規制の条例違反で書類送検されています」(捜査事情通)
■小泉改革の副作用
不思議なのは、こう何度もトラブルを起こしながら仕事を続けられたことである。交通ジャーナリストの間貞麿氏が言う。
「10年ほど前、小泉首相時代の規制緩和の一環で、バス会社の参入障壁が低くなりました。おかげで零細企業が次々に参入、格安で商売し、大手は貸し切りから撤退。勢力図は一変したのです。ただ、零細企業だと労務管理が行き届かない。それで登録を取り消されるような事態も起きるのですが、“代表者”を交代すればまた参入が可能なのです。今の法律では札つきを排除するのは難しいでしょう。同じような会社はまだまだあると思いますよ」
死者が出なかったのは不幸中の幸いだ。
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