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銀行で寝かせるのはもったいない プロが厳選する投信3本
http://gendai.net/articles/view/life/149583
2014年4月20日 日刊ゲンダイ
篠田尚子ファンドアナリスト/(C)日刊ゲンダイ
アベノミクスは「貯蓄から投資へ」を促した。政権の思惑に乗っかることはないが、銀行の普通預金の金利は0.02%から0.05%ほど。100万円を貯金しても、利息は200〜500円だ。そこから税金(現在20.315%)が引かれるので、手元には159〜398円しか残らない。この金額では消費増税分の穴埋めには程遠い。
だったら、投資で増税分を取り戻すのも手だ。投資初心者でも買いやすい投資信託(投信)が最適だろう。
投資信託協会によると投信とは、「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品」のこと。ファンドとも呼ばれる。
■5000本超が売買
銀行や証券会社の窓口、ネット証券などで扱っているが、現在、投信の数は5000本を超えている。その中から、儲かりそうな投信を見つけるのは、砂漠の中から砂金を探すようなもの。そこで投信のプロである楽天証券経済研究所の篠田尚子ファンドアナリストに話を聞いた。
「銀行の窓口で勧められる投信は、確かに優れた商品もありますが、うのみにしないことが大切です」
なぜか? 理由は簡単で、銀行は販売手数料の高い商品を売りたいからだ。通常、手数料は2〜3%。ところがノーロード(手数料ゼロ)の投信がある。
「インデックス(指標)に連動した投信に販売手数料無料が多いですね。たとえば日経225(日経平均採用銘柄)インデックス・ファンドだと、三菱UFJ投信やみずほ投信など大手金融機関のほとんどが扱っています。手頃な投資先としてオススメです」
ただし、ノーロードにも落とし穴がある。投信は販売手数料のほかに、運用や管理に必要な信託報酬がかかる。ファンドごとに報酬率は異なり、相場は2〜3%だ。
「大手銀行のインデックスファンドに比べ、信託報酬が低く設定されている『ニッセイ日経225インデックスファンド』が人気です」
メガバンク系に比べ、信託報酬は半分程度。確かにお得度は高い。
インデックス系以外だとどんな投信が狙い目か。
「一般にはあまり知られていませんが、朝日ライフアセットマネジメントの『朝日Nvestグローバル バリュー株オープン(愛称・エーベスト・イー)』は評価の高いファンドです。先進国株への投資をメーンにするファンドで、リーマン・ショック後の回復も早かった」
このファンドのリターン率(値上がり益と分配金)は過去1年で約35%。1万円の投資が、1万3500円になった計算だ。
■いくつかのファンドに分散
株式への投資が不安だったら、債券(国債など)に投資する商品に目を向けたい。
「地味なファンドですが、『テンプルトン世界債券ファンド(愛称・地球号)為替ヘッジなしコース』がいいと思います。毎月分配金を出すファンドですが、1万円につき数十円しか出しません。多くの毎月分配型ファンドは分配金を捻出するため、運用資金を取り崩していますが、テンプルトンは堅実です。コンサバな運用を貫いているので運用効率はいい。比較的、安心なファンドです」
トータルリターンは過去1年で約9%。地味なファンドといえども、銀行の普通預金より、はるかに投資効率はいい。
「いくつかのファンドに分散するのが賢い投資方法です。日本株のインデックスに3〜4割、海外株に3〜4割、残りを債券というポートフォリオが理想です。海外株のうち3割程度を新興国株にすると、面白みが出るかもしれません」
下落リスクはついて回るが、手持ち資産を普通預金に眠らせておくのはもったいない。
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