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「磯野家」に学ぶ 確定申告で税金を取り戻すあの手この手
http://gendai.net/articles/view/life/149613
2014年4月20日 日刊ゲンダイ
領収書は徹底的にそろえておく/(C)日刊ゲンダイ
消費税をむしり取られるばかりじゃ、面白くない。何とか、税金を取り戻す方法はないものか。
サラリーマンの最後の頼みが確定申告だ。「磯野家の相続税」で知られ、税理士の資格も持つ弁護士の長谷川裕雅氏(税理士の資格も併せ持つ)にまとめてもらった。
まず、確定申告で税金が戻ってくるのはどういう人か。
「住宅ローンを利用してマイホームを購入した人です。ローンが10年以上、床面積が50平方メートル以上で、半分が自分の居住用であること。所得が3000万円以下であれば、所得税が軽減されますが、増改築や中古住宅の取得、バリアフリー改修も軽減対象になります。もうひとつは、医療費を10万円以上使った人。超えた分を最高200万円まで所得から控除できます」(長谷川氏)
マンションのリフォームであれば、間仕切り壁の位置を変えたり、床をフローリングに張り替えるのも対象になる。
医療費控除は生計を一にする親族であれば、合算できる。磯野家の場合、ワカメやカツオが歯列矯正すれば、あっという間に10万円を超える。過去5年分さかのぼって還付を受けることができるので、とにかく、医者に行ったら、必ず領収書をもらうこと。通院のための交通費も対象になるし、風邪をひいて市販の薬を買ってもOKなので、小まめに領収書をとっておくことだ。
■マッサージやED治療も医療費になるケースも
波平のマッサージ代も単に「肩が凝った」じゃダメだが、五十肩などの治療目的であれば、認められる。人間ドックの費用は病気が見つかればOK。疾患を見つける診断に使った医療費ということで認められるのだ。バイアグラなどのED治療薬は医師が診断し、治療として必要と判断し、処方したものであれば認められる。ただし、医療費控除の場合は領収書を添付し明細を書くので、おかしければ税務署から指摘を受けることになる。
「年の途中で退職し、その後、再就職しなかった人も確定申告すべきです。通常、1年働いたと仮定して、給料から所得税を源泉徴収されるからです」(長谷川氏)
もうひとつ、サラリーマンが知っておきたいのは特定支出控除だ。年収1500万円以下であれば、125万円を超える経費が対象になる。中身は会社が認めた通勤費や転居費、研修費、資格取得費など。
「さらに会社が特定支出であると認めれば、図書費や衣服費、交際費も認められると考えられます」(同)
当然、仕事に使うガソリン代や高速料金、時には車検代も認められるし、サラリーマンが自己研鑽(けんさん)のために英会話学校やパソコン教室に通う経費も会社が認めれば、特定支出の対象になる。
「ただし、会社が認めるような経費であれば、会社が負担すべき経費なのです。それを個人に払わせているわけですから、税金が戻るといって喜んでいてはいけません」(同)
最後に確定申告を税理士にしてもらうための相場は年収3000万円以下で10万円、1000万円以下で5万円、500万円以下で3万円。原稿料収入や講演など、副業による雑所得がある人は一度、相談してみるべきだが、とにかく、領収書がなければ話にならない。きょうから、とりあえず、飲食、衣服代、交通費などの領収書は集めておくことだ。
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