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1200万円超がパー 薬学部生の4割が薬剤師になれない
http://gendai.net/articles/view/life/149637
2014年4月19日 日刊ゲンダイ
合格率2割程度の大学も/(C)日刊ゲンダイ
「いまは大学を出ても、まともな会社の社員になれない時代。子供には国家資格を取らせ、手に職をつけさせてやりたい」
そう考える中高年は多いのではないか。
我が子が医者や弁護士になれるだけの学力があればいいが、それは無理。ならば、偏差値50〜60台で有名大学に入学できて、社会で通用する国家資格を得られる薬学部に我が子を進学させたい。
その親心はわかるが、無理はしない方がいい。薬学部に入れても4割は薬剤師になれないからだ。
3月末に発表された第99回薬剤師国家試験は1万2019人が受験し、合格したのは7312人。合格率は60.84%(第90回は84%)だった。
■東京薬科大は100人以上が不合格
「国公私立大学の薬学部は計73校ありますが、薬剤師国家試験予備校の『メディセレ』によると、6年生新卒の大学別合格率は慶応大で82%、北里大78%、昭和大63%、帝京大52%。入試偏差値が低い大学は惨憺(さんたん)たるありさまで、第一薬科大は22%、奥羽大が26%、日本薬科大が34%、北陸大は35%でした」(都内の薬剤師)
新卒全体の合格率は70%を超えたが、100人以上が不合格となった東京薬科大のような例もあった。
今年は試験が「難しかった」(受験関係者)そうだが、薬剤師の過剰供給を嫌う厚労省は、今後も合格者を絞るともっぱらだ。
私立大学薬学部の年間授業料はおおよそ200万円。ほかに施設費等を加えると、6年生の薬学部を卒業するには1200万円超の学費が必要だ。それだけの学費をかけて、国家試験不合格では親はたまらない。
「むろん、既卒者は卒業後も国家試験にチャレンジできますが、その合格率はさらに低い。卒業後、予備校に通っても合格できない人も多い」(前出の薬剤師)
晴れて国家試験に合格できても、一流の製薬会社に入れるのはひと握り。多くは調剤薬局等に勤めることになり、その収入は正社員で600万円程度。パート時給は2000円台。
やはり、志もなく、勉強もあまり出来ない子は人の命を預かる薬学部に入れてはいけないのだ。
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