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日本の財政:まだはもうなり、山高ければ谷深し、
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2014-04-17 19:16:22 いかりや爆氏の毒独日記
前回(4/9)述べたように、この国の借金総額は表向き(一般会計)は約1千兆円ですが、特別会計分を含めると、およそ4千兆円と推定されます。しかも借金返済財源をさらに借金をして賄っている現状です。
平成26年度一般会計は総額は95.9兆円、うち国債費(借金の返済と利払い)が23.2兆円、これを別にすれば、一般会計の予算は実質で72.7兆円である。
一方、特別会計とのやり繰りを控除した場合の「いわば国全体の歳出の全体像」の予算総額は237.4兆円、このうち91.4兆円が国債費(借金の返済と利払い費)と言っている。
これは一般会計の実質予算総額72.7兆円の1.26倍の「借金返済と利払い」があるということになります。
H26年度一般会計予算総額95.9兆円のうち、実歳入(所得税+法人税+消費税+その他)は、50.0兆円(消費税の増税分を含む)である。国債費91.4兆円は、国の実歳入の1.8倍である。
以上をみればおわかりの通り、この国の財政は実質的に破綻している。しかし、表面的には何事もないかのように進行している。
以前にも述べたが、この国の借金は家計に例えると、家計を共にするお父ちゃん(政府)がお母ちゃん(国民)からカネを借りて、期限がきたら金利をつけて返済しているので、この家庭全体で考えれば、資産が増えている。従って倒産はありえない。
2007年に353億円の負債を抱えて破綻した夕張市の場合は、人口が減少し続け昨年(2013年)末の時点で、人口は9774人になった。353億円は一人当たりに換算すれば、361万円の負債に相当する。
一方、国の表向きの借金は、昨年末の時点で1018兆円、人口は1億2735万人で、一人当たりに換算すれば、799万円の借金である。破綻した夕張の場合の2.2倍の借金に相当する。特別会計を考慮した借金の場合、一人当たりの借金の巨額さは更にその4倍になる。
本日はここまで・・・、
参考:4/5、4/9及び本日に記載した事項は、次の資料を参考にした。
日本の財政関係資料 (財務省 平成26年2月)
http://www.mof.go.jp/budget/fiscal_condition/related_data/sy014_26_02.pdf
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