http://www.asyura2.com/14/hasan86/msg/911.html
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数個下のスレッドで、NEVADAが「取引が成立しないのは、まさに市場が「死んだ」と言えますが、取引がないということは、売りたい時に買い手がいないという事になり、市場参加者には恐怖と言えます」と解説しているがデタラメ。
買い手としては天下の日銀がいるのだから、「売りたい時に買い手がいないという事になり、市場参加者には恐怖」という事態は発生しない。
買いたい(資金の運用をしたい)のに、しかるべき年限の国債がないというのが実態。
※ 関連記事
「債券貸借、初のマイナス金利 緩和で国債不足:+決算対策:日銀は国債を買いすぎという声も」
http://www.asyura2.com/14/hasan86/msg/615.html
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干上がる国債市場 異次元緩和の副作用
2014/4/14 19:25
14日の債券市場で、長期金利の指標とされる新発10年物国債は業者間市場で取引が成立しなかった。これは約13年ぶりの「珍事」。取引材料が少なくなっていたうえ、このところの日銀による大量の国債買い入れの影響で、投資家の保有分が減少していることが背景にあるようだ。
14日は2年債や20年債など、ほかのすべての年限の国債が取引される中、新発10年物国債だけ取引がなかった。普段であれば数百億円規模の売買高があるだけに、極めて異例の事態と言える。
10年国債の取引がなかったのは、2000年12月26日以来。当時を振り返ると、国債の取引1件ごとに即座に資金の受け払いをする「即時グロス決済(RTGS)」という新しい決済方法の導入を年明けに控えていたことが原因だった。決済方法の変更で債券の受け渡しができなくなる事態を警戒した金融機関が年末に向けて取引に慎重になり、ついに取引がなくなったわけだ。
そして今回、取引が成立しなかった背景を探ると、様々な要因が重なったためとみられる。まずは、相場の動きが乏しく、売買が盛り上がらなかったことだ。例えば、長期国債先物の売買高は1兆4843億円と、昨年12月25日(1兆1832億円)以来の少なさだった。現物の超長期債は先週末に入札が実施されたなど取引の手掛かりがあったが、10年物国債は、あまり相場を動かすような材料に乏しかった。
もう1つは、日銀が「異次元緩和」で大量の国債買い入れオペ(公開市場操作)を実施していることが挙げられる。10年物国債の主な保有者は銀行とされるが、大手銀行は既に昨年度に国債の保有残高を減らしている。出遅れていた地方銀行もオペに応じ続けることで「売却可能な10年物国債の保有分がなくなってきている可能性がある」(UBS証券の井川雄亮債券ストラテジスト)との指摘がある。結果として、市場で流動性低下を引き起こしている。
日銀のオペは国債の利回り低下に加えて、投資家が国債以外のリスク資産へ投資対象を移す「ポートフォリオ・リバランス効果」も狙っている。銀行勢は超長期債や外貨建て債券などへ投資対象を拡大しており、日銀にすれば「狙い通り」とも言える。ただ、薄商いで流動性が下がると、大きな売り買いが出た場合に値動きが激しくなるリスクもはらんでいる。〔日経QUICKニュース(NQN) 依田翼〕
http://www.nikkei.com/markets/features/26.aspx?g=DGXNASFL140PK_14042014000000
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