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邦銀初の社長も 続々誕生の「女性役員」は何が凄いのか?
http://gendai.net/articles/view/life/149309
2014年4月13日 日刊ゲンダイ
写真はイメージ/(C)日刊ゲンダイ
女性役員の抜擢が相次いでいる。邦銀初の女性トップとなった野村信託銀行の真保智絵社長(48)。三井住友銀行の工藤禎子氏(49)、みずほ銀行の有馬充美氏(51)は両行初の女性執行役員となった。有馬氏は、企業合併・買収のスペシャリストだ。
女性役員のラッシュの理由は、主に3つだ。
まず、安倍政権の女性活用策。2020年までに「女性管理職3割」を掲げ、上場企業は最低1人の女性役員を置くようプレッシャーをかけているから。2番目は、86年に施行された男女雇用機会均等法から今年で28年。総合職で入社した女性が50歳前後の“役員適齢期”に入っていること。そして女性ならではの大胆、かつ繊細さが経営者に向いていることだ。
人事ジャーナリストの栗原昇氏は「以前と比べて女性登用のスタイルが変わった」と指摘する。
「これまでの大手企業での女性役員といえば、一時、三洋電機の社長に就任した元キャスターの野中ともよ氏のように落下傘人事が多かった。あるいは、広報や人事、ダイバーシティ推進室といった女性社員が多い部署の出身者が目立ちました。ところが、今回抜擢された3人は全員が生え抜きであり、なおかつ、M&Aや事業再生のアドバイザリー業務など金融機関の王道的部署でキャリアを積んでいる。こうした“男くさい部署”でも、女性役員候補が育ってきたことの証しです」
■部下は働きやすい面が多い
さらに、栗原氏は女性役員の変化も指摘する。
「みずほ銀の有馬さんは〈子育て60点、仕事60点、足せば120点で100点を超える。完璧を目指さないようにすべき〉と話すように、仕事と家庭を両立している。野村信託銀の真保さんもそうです。これまで『出世する女性』といえば、男性以上に仕事に全精力をかけてきた独身者がメーンでしたが、彼女のように結婚や出産、子育てを諦めずとも、キャリアアップは実現できることを今回の人事が証明しているのです」
しかも、経営者になるような女性は、男とは肝っ玉の太さも違う。三井住友銀の工藤氏には、こんなエピソードもある。
「ベトナムの水力発電会社への融資で、男性部下に〈コブラ料理でも豚の生き血でも、出された料理は食べろ。真のグローバル化とはそういうものだ〉とハッパをかけたのは有名な話です。オーストラリアの炭鉱では、作業服を着て現地の男らと地下200メートルまで潜った。普通、銀行員でここまでする人はいません。女性は部下に時に感情的にズバッと言うが、引きずらない。男性上司と違って派閥に属する傾向も薄く、部下としては働きやすい面が多い」(栗原氏)
この3人が無難にこなしたら、大企業で女性役員は一気に増える!
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