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サムスン製スマホでオルティス選手(前列左)がオバマ米大統領(前列右)と撮影したツーショットが大問題に(AP)
オバマ政権、サムスンに激怒 大統領を商業利用 露骨な宣伝手法
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140411/dms140411018-n1.htm
2014.04.11 夕刊フジ
今年1〜3月期の業績が2期連続減益となった韓国のサムスン電子。主力のスマートフォンの販売が伸び悩むなか、オバマ米大統領を宣伝に利用し、ホワイトハウスが激怒する事態を引き起こした。米国で露骨すぎる手口の宣伝工作を重ねるサムスンだが、現地法人の役員が大量に退任するなど異変も生じている。
サムスンの1〜3月期の業績(暫定値)で、営業利益は前年同期比約4・3%減と、昨年10〜12月期に続く減益に。同社の利益の約7割を稼ぐとされるスマホの減速や、為替のウォン高などが影響した可能性がある。
ロイター通信は「さらなる成長に向けサムスンに必要なことは、マーケティングなどのコストを削減することだ」というアナリストのコメントを紹介したが、そのマーケティングの露骨さがひんしゅくを買っている。
舞台はiPhone(アイフォーン)を擁するアップルの牙城、米国。大リーグのボストン・レッドソックスがホワイトハウスを表敬訪問した今月1日、主砲のオルティス選手がサムスンのスマホを使い、オバマ大統領とツーショットで“自撮り”した画像をツイッターに投稿した。
サムスンもツイッターでこの画像を拡散させ、他のユーザーに「この写真はギャラクシーノート3で撮影された」と宣伝したのだが、オルティス選手はサムスンとスポンサー契約をしていた。
ホワイトハウス側は大統領の商業利用に当たると憂慮の念を表明し、サムスンに抗議。ホワイトハウスの顧問弁護士がサムスン側と協議するなど大問題に発展した。
これだけではない。3月の米アカデミー賞授賞式会場では、女性司会者がサムスンのスマホを使ってブラッド・ピットやメリル・ストリープらハリウッドスターと一緒に自撮りをした画像をツイッターに投稿、史上最高の340万回以上もリツイート(共有)された。スマホは授賞式のスポンサーだったサムスンが提供したものだった。
公式スポンサーを務めたソチ五輪では、選手にスマホをバラまく一方、元々持っているiPhoneのロゴを隠すよう要請したとも報じられた。
サムスンがマーケティングに巨費を投じている背景には、米国市場で苦戦している状況がある。世界のスマホシェアでトップのサムスンだが、米調査会社NPDグループによると、米市場ではアップルのシェアが45%、サムスンは26%にとどまっている。
サムスンは主力機の「ギャラクシーS5」を3月に韓国国内で前倒しで投入、4月から世界各国で発売する。ただ、アップルも今年、iPhoneの新機種投入が確実視されている。
サムスンは特許訴訟でもアップルに敗れ、9億3000万ドル(約943億円)の支払いが確定することになった。アップルは新たに20億ドル(約2030億円)超の損害賠償をサムスンに求める特許訴訟を起こすとも伝えられている。
こうしたなか、米ITニュースサイトのCNETは、米国でサムスンの携帯ビジネスを手掛けるグループ企業で、ここ2カ月で少なくとも5人の役員が会社を去ったと報じた。
米国よりも圧倒的に差が付いているのが日本市場で、調査会社のカンター・ジャパンによると、日本国内で昨年11月から今年1月にかけてスマホを購入した人のうち、iPhoneのシェアが68・7%だった。
低価格製品を中心にスマホ市場が急成長している新興国でもサムスンの地位は盤石ではなく、新興の中国メーカーに猛追されている。
アジア経済に詳しい企業文化研究所理事長の勝又壽良氏はこう指摘する。「サムスンのスマホも材料や部品では日本の技術が使われている。オリジナルの技術やアイデアよりも低価格で日本を追撃した韓国メーカーが、今度は同じように中国企業に追い上げられるのも自然の流れだろう」
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