だから世界信用縮小恐慌の収束を、古い経済学の常識にまかせると、三年ごとに三段階で世界と各国の信用が縮小し、2015年〜2017年には、株式市場・為替市場・銀行窓口の一時閉鎖が避けられなくなること。その世界経済の傷口が回復するのに、2025年までかかるのです。

すなわちアベノミクスで素材・生産・販売の各段階で、機会損失をなくそうとする思惑が発生し、去年よりも多く発注しておこうという仮需要が積み上げられる。もし、その商品が流行期の末期段階であれば、確実に、実際の需要の３倍以上が生産され、大供給過剰となる。こうして大量に発生した不良在庫は、早く売らないと損失が大きくなることを恐れるパニックを発生させ、バブルが弾け、激烈な価格切下げ競争に突入するのは当たり前。

あらゆる経済指数（生産・販売・雇用(高齢化，人手不足，過疎化)・投資(株価)・貿易・公共事業）など，すべてが縮小する世界信用収縮恐慌が認識できない政治経済の指導者とマスコミとエコノミストたちのセイで日本は古今未曽有のパニックを迎えます。

インフレ待望論者は、インフレを起こせば、国家や企業の赤字は、手品のように消えてなくなる。と同時に、利益のない低価格に悩む企業を助けられるという妄想を抑えることができない。しかし市場が縮小しているのに，バカとしか思えない。こんなバカな政治家を持った我々は本当に不幸だ。市場が三分の一以下に縮小しているのに馬鹿みたい。だから市場は生産過剰なのでキンとリンクさせて一旦生産を押さえ，為替を安定させなければならない。そして産業革命からまたフロート制に戻したらよい。古い経済学の常識にまかせると酷いことになりますよ。