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必ずどこかに潜むホンネ…鵜呑みにできない上司の「常套句」
http://gendai.net/articles/view/life/149391
2014年4月10日 日刊ゲンダイ
本音と建前は別物/(C)日刊ゲンダイ
「あの件、大丈夫か?」
突然、上司から声が掛かるのは珍しいことではない。どこの会社でもよくある光景だ。
一般的には「キミに頼んだA社の案件は順調に進んでいるか?」といったところか。仕事の進行具合の確認である。心配して声を掛けてくれたと受け取ることもできる。ただし、言い方によっては「どうなってんだよ。ちゃんと報告しろよ」の催促であったり、「上司がヤキモキして不安になっている」場合もある。
かように、上司言葉はいつもストレートだとは限らない。時にはどこかに本音が隠れている。大事なのは、機転を利かせて短い言葉の中に上司の本音を察すること。職場言葉に不慣れな新人諸君や、初めての上司のもとにやってきた異動直後の社員は注意が必要だ。
「うまくやってくれよ」
これは、言われた部下のキャリアによって大きく意味合いが違う。サラリーマン経験がある人事コンサルタントの菅野宏三氏が言う。
「入社3年目までくらいの社員なら『マニュアル通りやってくれ』の意味ですが、入社10年のベテラン社員は話が違います。結果を求められているんですね。『うまくやって成果を出してくれよ』と。直行直帰でもいいけど頼むぞと。万が一、結果が出なかった場合は『責任も問われるよ』の含みがあることは言うまでもありません」
「君の力を貸してくれ」
半沢直樹のドラマにでも出てきそうなフレーズだが、異動の時なども含めて現実に使われることは珍しくない。
「一見、いい言葉に聞こえますが、舞い上がってはダメ。とりわけ、異動直後に案件を引き継ぐケースなどでは貧乏くじを引かされることも。『頼りにしてる』と言いつつ、実は敗戦処理。揚げ句に<私はキチンと指示を出したんですが…>などと、責任をかぶせるやからもいる。警戒が必要です」(菅野宏三氏)
「キミはおとなしいな」
不動産会社に勤務するS君(28)は異動して約1カ月。課長の口からポロリと出たS君評がこれ。猫をかぶっていたわけではないが、慎重になっていたのは事実。課長の真意は…。
「要するに、まだ評価してないよということ。叱咤激励でもあるし、低評価と公言されたようなもの。ウチでこれが許されるのは、入社1年目くらいまでです」(30代半ばの中堅社員)
「よくしゃべる男だ」
もちろん「話題豊富でよろしい!」という意味ではない。話題が豊富なら、「いろんなことを知っていて人脈も広そうだな」などと言う。
つまり、褒め言葉にあらず。不快表情が伴うと「何度も人の話の腰を折りやがってうるさいヤツ」の意味合いもある。上司は邪魔されるのが大嫌い。ご用心。
「女の子に人気あるな」
ストレートな表現だが、言ってる本人の気分がいいわけがない。
要するに「仕事じゃ目立たないけどOLの間で目立ってんのか。アホ!」ってこと。モテない男の単なる嫉妬ではあるのだが、ハゲおやじの言い分にも一理ある。OLの相手はソコソコにして、明日から本業に励むべし。
多少時間をかけてもいい。上司のプロファイリングなしにサラリーマン生活の安泰はない。
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