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年収1千万でも「かえって家計が苦しくなる」ワケ〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140410-00000003-sasahi-life
AERA 2014年4月7日号より抜粋
「年収1千万円」。転職や結婚という人生の節目で、意識するベンチマーク。実際の1千万円プレーヤーはどんな人生を送っているのか、取材した。
あるヘッドハンターによると、ゴールドマン・サックス証券やマッキンゼー・アンド・カンパニー、シスコシステムズといった外資の雄に勤める人材には、「転職を繰り返し、30代で2千万円超えを果たす『年収わらしべ長者』がゴロゴロしている」という。
ただ、その代償は小さくない。激務で体を壊す人もいる。ストレスも大きい。仕事への満足度を尋ねると、生活や年収よりも低い値になる。仕事に満足している人は43%だった。
また、1千万円プレーヤーとなっても、将来不安を感じる人は68%。それは「終身雇用」が約束されない社員が多いことの裏返しだろう。加えて実感として、生活レベルがそれほど高くなりにくい、という現実があるようだ。
「家計の見直し相談センター」のファイナンシャルプランナー、山田和弘さんはこう話す。
「年収1千万円の層は、ちょっと背伸びして家を買ったり、子どもを私立中学に通わせたりして、かえって家計が苦しくなることも。可処分所得に比べて出費が多くなりがちで、自由に使えるお金が意外と少ない」
山田さんに試算してもらった、年収別の月あたり手取り額をみると、サラリーマンと専業主婦、中学生の子ども2人という世帯で比べると、年収600万円で月約31万8千円の手取りに対し、年収1千万円では約47万7千円。年収900万円前後を境に、児童手当が半減することも響き、その差は約16万円。住宅ローンや子どもの学費で「ちょっと背伸び」をすれば、すぐに埋まる差だ。
一方、アンケートで、1千万円プレーヤーに「理想の年収」を尋ねると、32%が「1500万円」と答えた。年収が1500万円になると、実質可処分所得が1千万円を超えてくる。同条件の月あたり手取り額は約66万3千円。年収600万円世帯の倍以上となり、一気に生活実感が改善することが想像できる。「生活をより幸せにするために何が必要か?」という問いに、63%もの1千万円プレーヤーが「お金」と答えたのも、そのあたりに背景がありそうだ。
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