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なぜ女性部下から突然辞表?部下を「ウンザリ」させる体育会系上司の生態
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140409-00010003-bjournal-bus_all
Business Journal 4月9日(水)3時9分配信
アベノミクス・第三の矢「成長戦略」では女性活躍推進が掲げられ、新聞やテレビなどのニュースでもたびたび話題になっています。この話題に呼応するように、トップから「我が社も女性活用を進めるように」と命が下った企業も多いのではないでしょうか。
そこで今回、女性活躍を推進するコンサルティング・研修を手がけるWoomaxの代表で、『なぜ女性部下から突然辞表を出されるのか』(幻冬舎経営者新書)の著者である竹之内幸子氏に、女性部下と男性上司の問題について話を聞きました。
●女性が働きやすい職場をつくるのは上司の役目
--女性部下の活用は、どの会社でも喫緊の課題ですね。
竹之内幸子氏(以下、竹之内) はい。女性が働き続けることができるように、社内の制度を整えることも大切ですが、女性がその特性を生かし、組織で活躍するようになる、つまり、組織の女性活用・女性活躍推進が成功するかどうかは、実は女性の直属の上司にかかっていると考えています。
--女性活躍のため、上司に必要な能力とは、どのようなものが挙げられますか?
竹之内 まずは、女性部下との信頼関係を築くことが大切です。そのために上司は、組織で女性活躍を推進する意義、個々の特性や能力、成長を考えながら伸ばしていくプロセスを理解している必要があります。
--信頼関係を築くまでが大変そうですが、働く環境は社員が能力を発揮する上で大切な要素ですから、働きやすい環境をつくれる上司がいれば、女性の活躍できる場は広がることでしょう。半面、女性社員を「ウンザリ」させる上司とは、どのようなタイプでしょうか?
竹之内 まず「体育会系上司」は嫌がられる傾向にあります。特に、精神論や根性論が大好きで、上下関係を重視する体育会系上司は要注意です。評価の基準が「気合」ですから、残業することが仕事への熱意を示すバロメーターと捉えています。感情を重視する女性部下でも、体育会系上司の発言の根拠のなさには共感ポイントが見いだせず、"退部届"を出したくなるでしょう。
次に、部下をまるで将棋やチェスの駒のように扱い、意のままに操ろうとする上司。「部下は上司の言うことを聞いて当然」と考えていますから、部下の仕事に対して感謝の気持ちもありません。駒扱いされた女性部下は、そっぽを向きます。
ほかには、やたらと「〜しなければならない」「〜すべきである」という言葉を使い、修行のような仕事を課す上司も要注意です。「〜しなければならない」という言葉には、「崇高な使命を帯びている」と思わせる効果があるので、責任感の強い上司は好んで使うきらいがあります。しかし、女性部下は、「したくないことを無理にしないで、違う方法を考えればいい。しなければならない、という考え方は押しつけがましい」と思っているかもしれません。
人の話に耳を傾けず、自分の話ばかりする上司も嫌われます。自分の話したいことを一方的に話し、部下に拝聴させる上司です。過去の武勇伝をひけらかし、歴史上の偉人と自分を照らし合わせてみたり、難しい言葉を好んで使ったりします。自分が話している時には部下に相づち(賞賛)を強要し、部下の話には耳を傾けませんから、女性社員のストレスは溜まる一方です。
言うことがコロコロ変わったり、真面目に相談しているのに上の空で聞いていたり、部下が必死に仕事をしていても、何もせずにふんぞり返っている上司。このように仕事や部下に対して誠実さが欠けている上司を信頼することはできません。
何よりも重要な問題は、コミュニケーションの断絶にあります。これらのどのタイプの上司も、自分の意見を押し付けるばかりで、部下とコミュニケーションが取れていないのです。
--このような上司が組織にいると、色々と影響がありそうですね。
竹之内 女性はクチコミが好きなので、女性部下ひとりにでも「ウンザリする」上司と思われてしまうと、その評価は一気にチーム、部署、そして社内全体に広まる可能性があります。
縦のつながりよりも横のつながりを重視する女性は、情報ネットワークを構築していて、悪い噂ほど、あっという間に広まってしまいます。こうなってしまうと、本人との信頼関係回復はもちろん、周囲にも誤解を解く必要が出て、大変な労力がかかります。
上司が、女性部下に「ウンザリ」と思われたりクチコミで「最悪上司」の烙印を押されてしまった場合、その後に懐柔しようとして耳障りのよい言葉を並べたり昇進のチャンスを与えても、のれんに腕押しとなってしまうでしょう。ここに出てきたタイプの上司を反面教師とし、女性部下と上手にコミュニケーションを取っていきたいものです。
尾藤克之/経営コンサルタント
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