http://www.asyura2.com/14/hasan86/msg/792.html
Tweet |
株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu309.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora
--------------------------------------------------------------------------------
雇用の流動性が高まれば、労使のパワーバランスは当然変わる。ブラック企業
にしがみつく人が減れば、労働環境の改善が進むことも期待されている。
2014年4月8日 火曜日
◆若いって素晴らしい! 入社1週間で「新入社員来ない」続出 4月7日 ニコニコニュース
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1019695
新入社員が職場の初日を迎えて1週間。すでに顔を見せない新人がいるようだ。週明け月曜日の4月7日、ネット上には早くも「新人が来ない」「もう辞めた」といった書き込みが見られる。
「今日、指導する予定であった新入社員が来ない。上司が連絡とったら辞めたいとの事。素晴らしい決断力だわ。若いって素晴らしいw」
ツイッターには7日、こんなつぶやきがあった。新人は上司に呼び出しを喰らい、説教をされるが退職の意志は変わらず、総務部長に「(採用費が無駄になったから)金返せ!」「誰か代わり連れてこいや!」と怒鳴られたそうだ。
「命が危ないから辞める」と決断する人も
5日には参院議員の松田公太氏も、新人秘書がもう辞めてしまったことを明かしている。2日目に腹痛で休み、3日目に電車遅延で遅刻、4日目は朝9時にトイレに立ち、そのまま戻ってこなかった。松田氏は新人に対し、ブログでこう綴っている。
「『今が嫌だから』と目前の状況から逃げるように辞めた人で、成功した人を見たことがありません。特に会社に迷惑をかけるような辞め方をした人は例外なく次でも失敗しています」
もっとも、入社まもなく姿を消した新人を「甘い」と断罪するのも気が引ける例もある。Aさんは、入社4日で17時間もサービス残業を強いられ、次週からの土曜出勤も命令されたそうだ。
休日出勤手当は、もちろん出ない。「(求人に)書いてあったことと何もかも違うじゃないか」とツイッターでつぶやいたAさんは4日、退職を決意した。うつ病や過労死のリスクは取りたくない、ということだろう。
「勘違いしないでほしいのは、大変だから辞めるのではなく『命が危ない』から辞めるんです僕は」
「経歴にキズが付く前にさっさと辞めて就職しなかったことにして既卒として就活を始めようと思います」
「26歳フリーター、正社員経験なし」でも即採用?
就職まもなく「辞めたい」と漏らす若者に、「いま辞めても他に雇ってくれるところはないよ」と囁くブラック企業もあるようだ。しかし幸いなことに、労働市場は一部で「売り手市場」が始まっており、「イヤならとっとと辞めよう」が可能になっている。
NHKは6日、円安やリストラの効果が出た企業で、来年度の新卒採用数を大幅に増やす計画があると報じている。パナソニックは今年度比2倍増の予定だ。
4月6日、はてな匿名ダイアリーには不動産業と飲食業を営む経営者が、「東京都心の求人状況がヤバイ」という書き込みを残している。
バイトが雇えず、時給は高止まっており、特に飲食は「正社員も募集してるのに全く応募が来ない」と嘆いている。人手不足のせいで、もうすぐ「お店が一軒止まります」というほどの厳しい状況だ。
「26歳フリーター、正社員経験なし、みたいなこないだまでゴミ以下の扱いだった労働者が、現在は都心の中小企業であれば即採用の状態になってる」
若者に移民反対の声があることを踏まえ、「これ以上労働力不足が顕在化すると、移民は間違いなく加速します。ニートに全てが懸かってます」と呼びかけている。
雇用の流動性が高まれば、労使のパワーバランスは当然変わる。ブラック企業にしがみつく人が減れば、労働環境の改善が進むことも期待されている。
そうした意味では、職場が自分に合わないと察知した新入社員は、思い切って辞めてしまうというのも一つの手だと言えるだろう。目の前の困難は、乗り越えるに値するものか、それとも避けてもいいものなのか。よく見極めて判断したい。
(私のコメント)
4月6日の「株式日記」のコメント欄に次のようなものがありました。
◆コメ欄の現実感の無さが気になる (Unknown)
2014-04-07 05:51:23
Toraさんは銀行員から独立して不動産業を営むようになった。その話は非常に具体的で勉強になるんですが。
ただ、コメントする人たちは、それとは無関係な話題ばかりだったり、どうも人生の知恵やら現実感のようなものが感じられないというのは失礼でしょうか。
いったい、どんな仕事をしているのかさっぱり見当がつかない文章ばかり読まされていると、コメ欄に書き込んでいる人の大半は「無職」?
ブログ主の知恵の詰まったせっかくの自伝も猫に小判ということですかね。
以前、詩の投稿欄に出入りしていたことがありますが、ある人が精神科への通院歴を告白したら、私も私もということになってびっくりしたことがあります。
ネットは怖いですね。アタマのおかしい人の集まりに知らず知らず入っていたわけですから。あの、ここのコメ欄のことじゃないので、念のため。
(私のコメント)
「株式日記」と言うブログなので当初は株式投資家のコメントもあったのですが、経済や政治や外交の記事が多くなるにつれて、読者の層も変わってきたようだ。経済などの記事でも私の職業経験から書くこともあるのですが、コメントに投稿される方の職業がよく分からないものがほとんどで、会社員としての経験や仕事を通じての経済感などのコメントがほとんどない。
景気が今どうなのか、その職業から見た実感などがあるはずですが、昼間からネットサーフィンしている方が多くて、おそらく無職の方が多いのでしょう。もちろん引き籠りやニートばかりでなく病気で仕事に付けない方も多いのでしょう。私も体調を壊していた時はネットしかする事が無く仕事をしたくても出来なかった時期があります。
どうにか不動産業も最悪の事態を脱して、体調も回復して仕事に復帰していますが、自営業だから日中は暇もあります。しかしサラリーマンだとネットしている暇も無く自由時間もほとんどないでしょう。あるとすれば通勤電車の中でスマホでネットするくらいでしょう。ましてや結婚して妻子もいれば土日も家族サービスに追われます。
このような状況だと、一日中ネットにかじりついていられる人は限られた人になり、無職か定年退職して年金で暮らしているような人に限られる。しかし高齢者はネットはあまりしないから無職で就職した経験もほとんどない人が一番多いのではないかと思う。多くは大学を卒業して就職したが会社に馴染めず退職して家に引き籠るようになった人も多いだろう。
私も数年間体を壊し、貯蓄と不動産収入で過ごした時期があり、引きこもり状態になりましたが、中高年になると社会復帰が難しく、職安に行っても長くは続けられないような仕事ばかりだ。数年家に引き籠っていると体力的に衰えてしまって仕事に就いても体力が持たなくて短期間に退職するようになる。
ヨーロッパなどでは失業率が10%〜20%もあり、若年失業者がスペインなどでは49%もの失業率です。アメリカなどでも7%の失業率になり若年失業者は23%の失業率で、それに比べれば日本の失業率は一桁であり問題は少ない。しかし引き籠りが放置されて再就職支援の環境整備が行われず、体力や能力が少ない労働者でも勤まるような就職支援が必要だ。
日本で問題になっているブラック企業ですが、労働環境の悪化に伴って若年労働者の使い捨てが問題になっている。代わりの労働者がいくらでもいるからと、サービス残業など過労死するほどこき使う企業が増えてきた。アルバイトや派遣で働くようになればモラルの低下は避けられない。正社員で将来は幹部社員の道があれば別ですが、最初から使い捨てでは将来の道は開けない。
バブル崩壊後の異常な労働環境がブラック企業を生み出しましたが、ブラック企業を無くすには人手不足でブラック企業が成り立たないようにしなければ無くならない。昔は新入社員は再教育期間があり鍛えなおす事も出来ましたが、今では即戦力で使い潰される。こんな状況が続けば社会全体に悪影響が出ますが、政府は大量の外人労働者を受け入れる政策を考えているようだ。
台湾などでは中国とのサービス業の自由化をめぐって学生による国会占拠が行われていますが、日本ではそのような若者の政治デモが起きない。デモを呼びかけても家に引き籠ったまま政治には無関心で選挙にも行かない。だから政治も企業サイドに都合のいい法律が出来て若者はますます苦しめられていく。中国でも状況は同じようで引き籠りは世界的な問題になりつつある。
◆中国の青年、寝室で毎日23時間の引きこもり生活 2012年3月13日 チャイナネット
http://japanese.china.org.cn/life/txt/2012-03/13/content_24883453.htm
長寿県隣豊鎮に住む李中さんは、妻の文淑賢さんと唐家沱の建築現場で働いている。夫妻は数年前、長寿県の城聖天湖小区で2LDKのマンションを購入した。
李中さんは息子の李文強さんについて、「今は幼少時からすっかり変わってしまいました。幼少時の息子は活発な子供で、腕白でよく叱ったものでした。地元で中学校を卒業すると、息子は李家沱の専門学校で車のメンテナンスを学びましたが、1年余りで興味をなくし、通うのをやめてしまいました」と語った。
李文強さんは警備員、ネットカフェの管理人、バーテンダーとして務めていたが、どの仕事も長続きしなかった。昨年の下半期より、李文強さんは引きこもりの生活を開始し、一日中自宅で眠るか、携帯電話でゲームをしている。
文淑賢さんは、「トイレと食事を除き、寝室から一歩も外に出ようとしません。寝室で過ごす時間は毎日23時間を超えます。家に誰もいない場合でも、カップ麺や水等を寝室に持ち込みます。私が注意しなければ、1−2週間は着替えずシャワーを浴びなくても平気です」と語った。
文淑賢さんは、「一つ屋根の下に生活していますが、息子は両親と交流しようとしません。仕方なく携帯電話のショートメールを送信しますが、返信してくれたことはありません」とやるせない様子だ。(後略)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。