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中国の設備製造業、生産高が20兆元を突破
2014年04月03日14:29
南寧市で2日開かれた全国設備工業活動会議で明らかになったところによると、中国の2013年の設備製造業の生産高が20兆元(約330兆円)に達し、2008年の2.2倍(年平均17.5%増)となり、世界設備製造業の3分の1以上を占め、世界一になった。人民日報が伝えた。
同会議に出席した中国工業・情報化部(省)の蘇波副部長は、次のように述べた。
中国の多くの設備製品が、生産量で世界一となった。2013年の発電設備容量の生産量は、世界の約60%を占める1億2000万kWに達した。造船竣工量は世界の41%の4534万トン、自動車生産台数は世界の25%の2211万7000台、工作機械生産台数は世界の38%の95万9000台に達した。
中国の設備国産化は新たな段階に突入し、有人宇宙事業と月探査プロジェクト、有人潜水艇「蛟竜号」で画期的な進展を実現した。大型輸送機・大型旅客機も事業展開されており、開発が重要な進展を実現した。100万kW級原子炉、100万kW級水力発電機など、一連の重大技術設備の開発が成功しており、市場で応用されている。
新興産業も著しい発展を遂げ、スマート製造設備、海洋工学設備、先進的な地下鉄・都市鉄道設備、新エネ車などの新興産業の発展が、大きな成果を獲得した。統計データによると、中国のハイエンド設備製造業の生産額は、設備製造業全体の10%以上を占めている。海洋工学設備の2013年の受注量は世界の29.5%を占め、新エネ車を3万5000台生産した。スマート計器・メーター、産業ロボット、付加製造法などの新興産業が急発展した。
このほか、産業集約が新たな段階に入った。中国工業・情報化部は現在、77の設備製造分野の国家級新型工業化産業モデル拠点を設立しており、全国モデル拠点の29%を占めた。若干の重要な影響力を持つ産業集約区が初歩的に形成され、ハイエンド設備では、上海市臨港産業区、瀋陽市鉄西新区、遼寧省大連湾、四川省徳陽市を始めとするモデル拠点が形成された。船舶・海洋工学設備は、環渤海地区、長江デルタ、珠江デルタを中心とする産業集約区を形成した。建設機械の主要ブランドは、徐州市、長沙市、柳州市、臨沂市などに集中している。瀋陽市、蕪湖市、上海市、哈爾浜(ハルビン)市、広州市などでは、産業ロボット工業団地が設立されている。
蘇副部長はまた、「中国はすでに設備製造大国となったが、まだ設備製造強国ではない。先進国との間には、依然として大きな開きがある」と指摘し、問題点を次のようにまとめた。(1)自主革新力、開発・設計水準が低く、試験・検査の手段、重要な共通性の高い技術が不足している。(2)基礎部品の製造能力が低く、重要部品を海外に依存し、基礎製造技術が遅れており、重要な材料を輸入に依存している。(3)産業構造が非合理的で、ローエンド生産能力が余剰し、ハイエンド生産能力が不足しており、生産者向けサービスの提供が遅れている。(4)発展の質と効果が劣っており、中国の現在の設備製造業付加価値率は26%のみで、先進国の平均水準を6−8ポイント下回っている。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月3日
http://j.people.com.cn/94476/8588152.html
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