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「復興」「増税」「五輪」で急増 欠陥住宅掴まない5カ条
http://gendai.net/articles/view/life/149024
2014年3月30日 日刊ゲンダイ
大手も信用ならない/(C)日刊ゲンダイ
2月1日、三菱地所レジデンスが販売していた東京・南青山の超高級マンションに工事の不具合が発覚。建て替えが決まったばかりだが、3月24日には積水ハウスが建設する東京・白金の超高級マンションに不具合が発覚した。“億ション”だから庶民には高根の花とはいえ、実は他人事ではない。消費税増税前は新築住宅やリフォームを含め、欠陥住宅が急増するという、悪しき前例があるからだ。
「97年に消費税が3%から5%に上がった際にも、直前に欠陥住宅被害が急増しました。納期が3月いっぱいで資材や人手が不足し、困った業者が技術の未熟な作業員を雇ったからです。今後も間違いなく、欠陥住宅被害が多く見つかるでしょう」(欠陥住宅訴訟に詳しい弁護士の河合敏男氏)
■かの三菱地所、積水ハウスだって頭を抱えている
しかも、東日本大震災の復興特需や、これから始まる東京五輪関連の建設ラッシュで、人手はどんどんタイトになっている。
南青山の億ションの不具合は三菱地所、鹿島、関電工と、業界のトップ企業が組んでいたにもかかわらず見つかった。素人が“わが新居”の手抜き工事を見抜くのは至難のワザだが、河合弁護士がアドバイスする次の5つのチェックポイントは、一戸建て住宅の場合も最低限知っておきたい。
(1)曖昧な見積もりを認めない
「いいかげんな工務店は一式見積もりといって、紙1〜2枚の見積書を持ってきます。これではどんな材料をどう使うのかまでチェックできません。見積もりの細目を必ず出すように言うこと。それを嫌がるような工務店には依頼してはいけません」
(2)無理に値切らない
「建築費の3要素は、材料代と人件費と工務店の経費。ボラれないために詳細見積もりを出させるのは常識ですが、リフォームなどで無理に値切ると、材料を手抜きされる原因になります」
(3)工期を急がせない
「とにかく急げと、現場をせかせてばかりでは、どこかで手抜きしてしまう可能性が高まります。これは、施工主自らが手抜き工事をしろと言っているのと同じことです」
(4)家族だけで判断しない
「例えば注文住宅の場合、重要な工程で第三者の建築士に立ち会ってもらうのが最も安心です。この条件を嫌がる工務店とは契約しないことです。建売住宅やマンションを購入する場合にも、利害関係のない建築士に契約前、必ず物件をチェックしてもらうべきです」
(5)銀行の紹介で安心しない
「中古マンション購入やリフォームの際、ローンを組む銀行が紹介してくれた工務店による工事が欠陥だったというケースも少なくありません。銀行が知っているのは工務店の経営状態で、施工技術はまったく素人だからです」
今からでも遅くない。チェックはもう一度、徹底的にするべきだ。
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