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豊穣のためには、雑草を除いて重要なものに集中する必要がある。難しい時代になれば、人生からも雑草を除かなければならない。
消費増税で物価上昇すると、なぜ人生を見直すべきなのか?
http://www.bllackz.com/2014/03/blog-post_29.html
2014年3月29日 Darkness - ダークネス
2014年4月1日から消費税率が改定され、5%から8%にアップすることになる。これによって、あらゆるものの物価が上がっていく。
ところが、厚生労働省の調査によると賃金はすでに1年に渡って前年比でマイナスになっている。さらに、年金も少しずつ削減されている。収入が減って物価が上がるのだ。
ということは、4月1日からは日本の景気は確実に悪化する。
2013年は、アベノミクスで景気上昇の機運が高まったが、これは2014年3月31日で実質的に終わる可能性が高い。
なぜなら、物価が上がったら、消費を控える人は増えても、増やす人はいないからである。消費が減るということは、企業が儲からなくなるということだ。
それは景気が悪くなるということに直結する。ひいては日本の経済成長が阻害される直接的な要因となる。
これによって海外からの投資も減ってしまい、日本経済は失速して国家の衰退を招く。消費税のアップは間違いなく愚策であり、場合によっては安倍政権の致命傷にもなり得る。
■国民は、生活防衛のために消費を減らす
民主党や社民党のような売国政党が再び政権を取れば、国自体が崩壊する。そんなクズのような政党に比べれば、第二次安倍政権はずっと安心だ。
しかし、だからと言って消費税率の引き上げが正しいわけではない。景気を悪化させるのが分かっていて、それを強行するのはおかしい。
経済学者は「日本の景気を悪化させないためには、消費を増やすべき」という話をする。
しかし、私たちは経済学者ではない。経済学に奉仕するために生きているわけではない。さらに、消費税のアップを許容しているわけでもない。
だから、経済学者が何を言っても、国民は生活防衛のために消費を減らすのは間違いない。
常識的に考えれば、「物価が上がっているのに、なぜ消費活動を増やさないといけないのか」と言う話になる。それこそ、経済学に反した行動だ。
そもそも、国家財政の赤字を天文学的に膨らませたのは、言うまでもなく政治家と官僚だ。
だとすれば、彼らの収入をすべて取り上げて、国家財政の赤字補填に当てるべきなのだ。少なくとも彼らの給料は、国民の平均給料よりも下でなければならない。
これは暴論ではない。責任論で言えば、責任者が責任を取るのは、当たり前のことである。
しかし、現実を見ると、政治家も官僚も自分たちの失策を棚に上げて、国民からせっせと収奪しようとしている。それが4月1日の消費増税だ。
■どうすればいいのかは、難しく考える必要はない
もちろん、誰もが消費を控えると、景気が悪化して巡り巡って自分の首が絞まる。以下のメカニズムが働くからだ。
(1)全員が生活防衛のために消費を控える。
(2)景気がどんどん悪化する。
(3)自分の勤めている会社も倒産する。
(4)自分の首が絞まる。
誰もが正しいと思ったことをしたら、それが全体に悪影響を与えて逆に問題を悪化するという現象を「合成の誤謬」という。
上記の例で言うと、消費を控えるというのは個人個人にとっては正しい行動なのだが、結果を見ると自分の首が絞まる。したがって、全体から考えるのであれば、消費を控えるのは良くないというのが「合成の誤謬」だ。
しかし、この合成の誤謬は避けることができない。個人は自分の生活を守らなければならないからである。
どうすればいいのかは、簡単で単純な話だ。政府が、上記のような結果をもたらす消費税の引き上げを止めればいいだけなのである。
そうすれば、消費を控えるという行動が生まれないのだから、合成の誤謬を招くような結果にならない。それをわざわざするというのだから、悪いのは国民ではなくて、消費増税を決めた国家である。
私たちはどうすればいいのかは、難しく考える必要はない。
どのみち、合成の誤謬が発生して、景気が悪化するのは分かっているのだから、むしろ結果から考えて備えるしかない。
分かりやすく言うと、景気が悪くなるのは分かりきっているのだから、合成の誤謬が発生するのを分かっていても、「消費を減らして」「蓄える」しかないのである。
■基本的にたった1つのことだけを守っていればいい
消費を減らすと言えば、何かつらい修行のようなことをしなければならないと思うかもしれない。しかし、基本的にたった1つのことだけを守っていればいい。
それは、「自分の人生をシンプルにする」ということだけだ。自分の人生に関係のなくなったものは捨てていく。
価値のなくなったものを見つけ出して、自分の人生から切り離す。そして、それを捨て去る。自分の人生に価値のあるものだけを残し、そうでないと判断したものは削いでいく。
作物を育てるのと同じだ。自分の人生から「雑草」に過ぎないものは抜き取って捨て、よけいな枝も切り捨てて、大事なものだけに集中する。
物だけの話をしているのではない。不要な人間関係、意味のない習い事、惰性の趣味も、切り捨てる。そうすることによって人生も、生活も、行動も、持ち物も、非常にシンプルになっていく。
結果的に余計な出費が減るばかりか、時間も増え、さらに自分にとって一番大事なことに集中できるというメリットすらも味わうことができる。
人生は試行錯誤の連続だから、よけいなものは数年ごとに増えて行く。だから、そういったものを捨てることによって人生をリセットをして、無駄な出費も時間も減らすのだ。
消費を減らすというのは、自分の人生の中から無駄を見つけるということだ。必要なものを削るのではなく、無駄なものを極限まで削るのである。
どのみち、世の中が悪くなればなるほど、よけいな物を抱えている余裕はなくなっていく。
今、まさに世の中が悪くなっていこうとしているのだから、自分の人生から無駄なものを切り捨てるために動く時期がやってきているのである。
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