http://www.asyura2.com/14/hasan86/msg/558.html
Tweet |
中国金融危機ジワリ 李克強発言が引き金で取り付け騒ぎ
http://gendai.net/articles/view/news/148988
2014年3月26日 日刊ゲンダイ
李克強首相が誘引?/(C)AP
中国経済がのっぴきならないことになってきた。24日、江蘇省塩城市の地元銀行「江蘇射陽農村商業銀行」が倒産するというウワサが広まり、1000人近い預金者が殺到する取り付け騒ぎが起きた。銀行が札束を積み上げて「預金は保護されている」とアナウンスしたことで、ようやく騒動は収まったが、もはや、中国全土で取り付け騒ぎが勃発するのは時間の問題とみられている。
中国事情に詳しいジャーナリストの富坂聰氏がこう言う。
「今回の取り付け騒ぎは、李克強首相の<デフォルト容認発言>が誘引したと考えられます。今月13日まで開かれていた全人代(国会)の閉幕後、李首相は“影の銀行”のデフォルト問題について、<個別の状況では避け難いものがある>と指摘しました。金融システムの強化も打ち出したのですが、国民に金融不安が広がったのでしょう」
■影の銀行破綻で表も共倒れ
中国の銀行は「理財商品」と呼ばれる高利回りの金融商品を大量に販売している。「理財商品」は影の銀行の資金ルートになっていて、つまり影の銀行が破綻すれば、表の銀行も共倒れになるリスクがあるのだ。
「月刊中国」を主幹する中国人ジャーナリスト、鳴霞氏がこう言う。
「中国金融の問題は影の銀行だけではありません。表の銀行同士がお金を融通しあう短期金融市場で金利が急騰し、銀行が資金不足に陥ることが頻繁に起きている。そのためATMで預金を下ろそうにも下ろせないトラブルが続出している。中国国民も金融システム崩壊の恐怖を肌で感じ始めています。昨年は最大級の国有銀行『中国銀行』が危ないというウワサが流れ、習政権は<問題はない!>とテレビCMで火消しに追われました」
中国国民の間では、「夏までにあの銀行が潰れる」と具体的な銀行名も挙がり始めている。すでに富裕層は、銀行の連鎖倒産に備えて資金を海外に移し始めているという。もともと、中国バブルは昨年7月に崩壊すると指摘されていた。いよいよ1年遅れで現実になろうとしている。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。