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韓中企業に引き抜かれる日本人技術者の仰天「好待遇」
http://gendai.net/articles/view/life/148863
2014年3月20日 日刊ゲンダイ
サムスンの発表会/(C)AP
東芝のフラッシュメモリーの研究データを、韓国企業に不正提供していた日本人技術者(52)が逮捕された。この技術者は友人らに「残りの人生は遊んで暮らす」と話していたというから、転職先企業から億単位の報酬を得ていたとみられる。
「男性は、国内の大手半導体メーカーで管理職をしていたやり手でしたが、07年に会社の都合で一般技術者に降格させられていた。それが理由なのか、翌年に問題の韓国企業に転職していました」(経済誌記者)
巨額の赤字に苦しむ国内電機各社が事業縮小や工場売却、人員整理をする一方、そのリストラされた日本人技術者を“宝の山”と買い漁っているのが海外企業だ。
それは、転職支援会社の求人欄に並んだ好待遇を見ればわかる。
「電子部品開発 年収1500万円 勤務地・韓国」
「自動車開発 年収1000万〜1300万円 勤務地・中国重慶市」
「歯車開発 手取り1000万円以上 勤務地・中国江蘇省」
「ボイラー設計 年収1000万円以上 勤務地・ソウル」
■サムスンは「年収1億円、他に契約金数千万円」
多くの求人には、「別途住居費支給」「日本の所得税分を付与」「一時帰国費用負担」などの付帯条件があるのだからビックリだ。ソニーやパナソニックの40歳前後の技術者の平均的な年収は800万〜900万円。それが海外の企業に転職すれば、確実に収入はアップする。しかも、日本ではテレビや冷蔵庫の技術者は、不採算事業として邪険に扱われているが、海外ではまだまだ必要とされる。技術者たちにとっては、それだけでもやりがいを感じるようだ。
これが巨大企業になると条件はさらに破格だ。ロイター通信が報じたところによると、韓国サムスングループが、ある日本人技術者に提示した待遇は、「年収6000万〜1億円。契約期間3〜5年。契約金数千万円。専属秘書、運転手付き自動車、100平方メートル超の家具付きマンション無償貸与」だった。
こんな好条件になるのは、その技術者が持つ“最新データ”がカネになるからだが、それにしても米メジャー球団に移籍するプロ野球選手並みの条件には驚きだ。
「こうした日本人技術者の引き抜きは10年ほど前からあり、韓国や中国の企業が躍進する原動力のひとつになっています。日本の終身雇用が崩れ、ここ数年冷遇されてきた技術者が、海外企業に転職する動きは今後も増えていくでしょう」(人事ジャーナリスト・溝上憲文氏)
かつて日本企業がシェアを独占していた半導体や有機ELも、このところ韓国や中国の企業が押している。また最近は、原発の技術者が引っ張りだこで、次々とアジア企業に引き抜かれているという。こうして日本のモノ作りは没落している。
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