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格差問題と社会不安
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4643826.html
2014年03月18日 NEVADAブログ
今、日本は更なる格差社会になろうとしています。
上場会社とその他の多くの中小企業賃金格差です。
政府の要請を受けて上場会社は一斉にベアを実施しますが(しない企業は名前を公表)、できない中小企業も多く、今でも開いています賃金格差が一層ひらく形になり、優秀な人材は上場会社が独占するという形になります。
日本人サラリーマン家庭の平均年収は1987年には467万円でしたが、その後減少を続け、2012年には408万円にまで減少をしているのですが、上場会社だけを見れば平均値はもっと高く、非上場会社だけをみればこの年収より10%以上少ないはずです。即ち、年収で300万円台になっているはずなのです。
また40%もの非正規労働者はベアなど関係なく、今回のベア実施でも総人件費を変えない企業も多いはずであり、ではどうするか?
企業は残業を全て廃止したり、福利厚生費を削減したり、正社員の数を減らし非正規社員を増やしたりしてやりくりすることになります。
または営業成績に応じた成果主義を導入し、実質的な支給額を減らす企業も出てくるでしょう。
一部の働く者への支給は増えましても、全体への支給額が変わらないのであればベアは格差を拡大させるだけであり、これは社会不安を作り上げることになります。
オバマ大統領は教書演説で以下のように発言しています。
『平均賃金はほとんど変わらず不平等は深まっている。』
アメリカの今の問題は実は日本の問題でもあるのです。
どんどん貧乏になっていく多くの日本人がいる中で、勝ち組社員であるごく一部の上場会社の社員がいる社会に日本はなって来ているのです。
日本人の平均年収が300万円台になるのは避けられませんが(既になっているはずです)、それでまともな生活が送れるでしょうか?
家賃を払って子供にまともな教育をしてあげれるでしょうか?
正社員はプラチナカードではありますが、それを維持しようと必死で働かない日本人も多くおり、そのカードを失って初めてその価値に気付いては遅いのです。
ましてやそのプラチナカードでも年収が減って来ており、輝きが落ちてきているカードが多くあるのです。
格差社会は日本でものスゴい勢いで拡がって行っています。
そして社会不安がより一層高まることになります。
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