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激変したイオンの業績とダイエーの二の舞へ
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4642703.html
2014年03月16日 NEVADAブログ
イオンの業績(2014年2月期)が発表され、予想は1%増益の750億円だったものが、実際には46%減少の400億円になるとされています。
営業利益は2700億円が中期目標で期初の目標は2000億円に修正されていましたが、実際には1700億円にとどまり、11%減益となっています。
ここまで大幅な「はずれ」はあまり例がなく、如何にイオンが「大きなこと」を言ってきたかわかります。
この「大きなこと」を言っていた理由は、2つあります。
まず。リートの販売です。
大幅な減益予想=ショッピングセンターの売り上げ不振と見られ、安い価格しかつかない恐れがあったために、
無理を承知で大きな風呂敷を広げてリートを売ったのです。
二つ目は、イオンは破たんしたダイエーと同じ拡大主義を取っており、この拡大主義の行き着くところは「破たん」しかないのですが、イオンは自分は違うとして、借入金を増やしながらひたすら拡大に走っていたのです。
税金を払いながら自己資金で拡大する分には問題はありませんが、負債を増やしながら拡大に走る間に、利益が伴っていれば問題はありませんが少しでも利益が減ろうものなら、成長が止まった、無理をしていると金融機関が判断することもあり、危険を感じた中小・外資系金融機関が融資を引き揚げたりするようになれば、一気に経営危機を迎えます。
イオンの拡大主義が一時的な停滞となるのか、それとも恐竜のように余りにも図体が大きくなり、食べる餌(利益)が無くなり死に絶えることになるのか。
先日、平日にイオンモールに行ってきましたが、駐車場はシステム維持費がかかるとして駐車券システムは廃止され、無料にされていましたが、人はガラガラでした。
まさに廃れたショッピングセンターという様相を見せていました。
このようなショッピングセンターが全国に広がっていると言われており、危機を感じた経営陣は、ならば小型店舗を拡大するとしていますが(1000店舗へ)、先日、都心の小型店舗を覗きましたが、品数が少なく、かつ陳列も破たん前のダイエー型式の陳腐さが蔓延しており、買う物がなく、客もまばらで、これならいつもの中級・高級スーパーで十分という結論に達し、数分で出てきました。
何をしたいのか全く分からない店舗構成だったのです。
高級感のあるデパ地下ではなく、スーパーでもなく、コンビニでもなく、かつ何でもありのドンキホーテでもない、となればいったいどこを目指しているのかとなります。
買う側のことを全見ていない経営戦略となっており、イオンは今、スーパーニチイの原点に戻りませんと、
ダイエーの二の舞となるのは避けられません。
経営陣は、早く海外で収益をあげて日本の不振を隠せればと思っているのでしょうが、その海外、特に中国の経済がガタガタになってきており、更に人民元安政策となれば、イオンの目論見は破たんします。
大型スーパー業界では、セブンイレブングループ(セブンアイ)の一人勝ちの様相を見せていますが、スーパー部門の収益はガタガタになっており、コンビニと金融部門でもっているようなものであり、いつセブンアイが、本家のイトーヨーカ堂を切り離すかにかかっています。
大型スーパーは今の人口が減少し、高齢化する日本にはあわない業態になっており、いつまでもこのスーパーに依存する経営を続けていれば、全てのスーパーは「ダイエー」や「ヤオハン」の二の舞になります。
また、コンビニも、深夜営業を続ける意味があるのか、という位、日本人の生活リズムが変わってきており、
こちらも淘汰されるチェーンが出てきます。
高齢化、人口減少、日本人の貧乏化、を考えれば、この先、どのような経営体制にするべきか的確に判断しませんと、例え巨艦イオンでありましても倒産するという事態も十分あり得ます。
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