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消える日本の世界一のアルミニウム
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4642281.html
2014年03月15日 NEVADAブログ
日本からアルミニウム製錬工場が消えると日経は報じています。
『国内唯一の拠点閉鎖』
かつては、119万トンの生産があったものがとうとうゼロとなり、日本が必要としているアルミニウムは全量輸入せざるをえない状態になります。
今回閉鎖される製錬工場では年間7000トンのコンデンサー等の電子部品に使う高純度アルミはく向けの地金を生産していたとなっており、今回の閉鎖で日経は以下のように指摘しています。
【製錬技術の空洞化は新素材の開発に影響を与える可能性もある】
『可能性もある』ではなく、事実上日本では開発ができない事態に陥ります。
実験をやろうにも工場がないのですから、機動性、優通性がなくなるからです。
設備は既に50年が経過しており、この間、色々な設備投資をしたのでしょうが、高い電気料金、上がる人件費、円安による原材料コストの上昇、強くなる規制等もあり、今後30億円の資金を投入しましても採算があわないと会社が判断したのです。
口では「ものつくり大国」と言っていますが、実際の現場では「ものつくり消滅」となっており、そのうちに力のある企業は日本から去って行き、日本での生産、ビジネスから撤退することになります。
香港では、ラーメンチェーン店、回転寿司店が大繁盛していましたが、税金が高く、人件費が高い日本ではなく、海外で発展する日本企業が増えており、企業の中にはいつでも日本法人を閉鎖できる体制をとっているところも多くあるはずです。
政府から賃上げを求められて従わない企業には罰則を適用すると言われて、はいそうですか、と100%納得する企業はないはずです。
内心は『そこまで政府がやるなら、ならば海外に出てやる』と思っても不思議ではありません。
特に力のある企業なら、尚更です。
日本の衰退がさらに進むことになります。
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