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韓国企業に情報流出 過熱するフラッシュメモリー国際競争
http://gendai.net/articles/view/news/148699
2014年3月14日 日刊ゲンダイ
東芝本社/(C)日刊ゲンダイ
半導体大手「サンディスク」の元技術者が「東芝」の研究データを韓国企業に流出させた事件。不正競争防止法違反(営業秘密開示)で捕まった杉田吉隆容疑者(52)は、共同開発企業の社員として東芝の四日市工場(三重県)に勤務していた08年8月、「NAND型フラッシュメモリー」の研究データをコピーして持ち出した。それを転職先に渡したというから、まるで小説のような産業スパイ事件だ。
東芝は13日、杉田と流出先の半導体大手「SKハイニックス」を相手取り、損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。請求額は1000億円以上とみられている。
「杉田は不正にコピーしたデータを持って韓国の『SKハイニックス』に転職し、データを提供したのです。報酬を受け取ったかどうかは不明ですが、転職の手土産にしたのは間違いない。彼は03年にサンディスクに入社して開発に携わり、データを管理するサーバーにアクセスしても怪しまれない立場でした。東芝とサンディスクは昨年、データを盗まれたことに気づいて、警視庁に刑事告訴していました」(捜査事情通)
■スマホの爆発的普及で需要増
NAND型フラッシュメモリーはスマホやパソコン、デジカメ、SDカードなどに使われる記憶媒体のこと。世界市場は1位のサムスン電子と2位の東芝で7割を占める。「事件の背景には業界の過当競争があります」とはメディア評論家の美崎薫氏だ。
「スマホに内蔵したフラッシュメモリーは128ギガで小型切手の大きさ。大容量のものを小型化する技術競争が繰り広げられています。価格は本体の10分の1と高価で、1台5万円のスマホの場合、フラッシュメモリーだけで5000円します。スマホが爆発的に普及する中、小型化に成功すれば飛ぶように売れる。東芝はフラッシュメモリーのパイオニアだから、ライバル企業は同社の技術を喉から手が出るほど欲しがっている。同じような事件は今後も必ず起きますよ」
非情な世界だ。
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