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全人代が閉幕し、記者会見する中国の李克強首相(13日、北京の人民大会堂=共同
中国首相「一部デフォルト避けがたい」 影の銀行巡り
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1301Y_T10C14A3MM0000/
2014/3/13 14:02 日経新聞
【北京=森安健】中国の李克強首相は13日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の閉幕後に記者会見し、金融市場のデフォルト(債務不履行)問題について「個別の状況では避けがたいものがある」と指摘した。同時に金融機関の連鎖破綻などの金融システムリスクを回避するため監督を強化する考えを強調した。
中国では7日、太陽光パネル大手が社債市場で初めて利払いを履行できなかった。社債以外にも、銀行を介さず当局の管理が行き届きかない「影の銀行」を通じた資金調達が広がっており、市場ではデフォルトが相次ぐとの懸念が強まっている。
李首相は「私としては(デフォルトは)見たいはずがない」として「監督を強めていち早く処理し、金融システムのリスクを避けなければならない」と述べた。ただ、具体的な監督強化策については言及しなかった。
全人代は13日、2014年の国内総生産(GDP)の成長率目標を3年連続で7.5%に維持することなどを盛り込んだ政府活動報告書を承認し、閉幕した。首相は会見で7.5%成長の実現可能性について聞かれ「昨年は短期的な景気刺激策をせずに実現できた。昨年できて今年できない理由はない」と語り、景気刺激策には否定的な考えをにじませた。
容認できる最低の成長率は、と聞かれた首相は「7.5%前後と言っており、やや高かったりやや低かったり弾力性がある。ただGDPを追求するのではない」とし、十分な雇用の創出や国民収入増など民生改善を重視する考えを明らかにした。
習近平指導部が進める反腐敗運動には「腐敗は人民政府の天敵であり、たゆまず取り組む」と指摘した。「誰であろうと、地位が高かろうと、法を犯せば厳粛に処罰しなければならない」と述べた。周永康・元共産党政治局常務委員(元序列9位)の汚職疑惑を念頭に発言したとみられる。
沖縄県尖閣諸島や南シナ海の問題などを巡っては「国家の主権と領土の一体性を守るという意思は決して揺るがない」と強調した。
上海総合指数は前日比約1%高と小幅高で推移している。李首相がデフォルトを一部容認したことについて、「織り込み済み」との見方から株式市場は大きな反応を示していない。金利や為替市場への影響も限定的。
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