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藤巻氏「日銀総裁は『うそ』をついている?」〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/14/hasan86/msg/293.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 3 月 12 日 07:25:00: igsppGRN/E9PQ
 

藤巻氏「日銀総裁は『うそ』をついている?」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140312-00000002-sasahi-bus_all
週刊朝日  2014年3月14日号


 モルガン銀行東京支店長などを務め、“伝説のディーラー”の異名をとった藤巻健史氏によれば、日銀は「公定歩合(日銀が民間金融機関に資金を貸し出す基準金利)の上げ下げ」に関しては、「うそをついてもいい」という。

*  *  *

 勢いをなくしつつある景気動向を見て、マーケットが日銀にさらなる量的緩和(市場に出回るお金の量を増やして景気の底上げを図る金融政策)を催促していると言われる。

 しかし、忘れてはならない。黒田東彦(はるひこ)・日銀総裁は昨年4月、「異次元の量的緩和」を始める際に「政策の逐次投入はしない。できることは、すべていま、ぶつける」と宣言したのだ。よもや、あのときの発言はうそで、「まだ政策余力は残っている」なんて言いださないでしょうね。公定歩合ではないのですからね。

 うそをつけば、いくら「次回が最後だ」と宣言しても「うそだろう、さらなる緩和をやるはずだ」と、マーケットからの要求が途切れなくなる。さらに危険なのはハイパーインフレを起こしてしまうリスクだ。

 平時にお金をジャブジャブにした中央銀行は、かつてない。戦争中に軍事費調達のためにした例はあるが、その後ハイパーインフレに悩み、新紙幣発行・預金封鎖という暴力的な資金吸収に追いやられている。日本でも1927年と46年に起きている。理由が戦争だろうが、景気回復のためだろうが、このリスクに変わりはないはずだ。

 今回の量的緩和では、日銀が10年満期を中心に30年満期という超長期の国債まで買っている。保有国債の満期を待ってバランスシートを縮小する(=お金の供給量を絞る)「出口戦略」を採ろうにも、満期ははるか先だ。保有国債がほぼ短期のみだった時代とは、まさに異次元の世界にいる。

 アベノミクスが成功して景気がよくなり、インフレが始まっても、国債の満期によってお金を吸収する、つまりお金の価値を上げて物価を下げるというコントロール手段は採れない。

 

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コメント
 
01. 2014年3月12日 11:20:30 : nJF6kGWndY
>景気がよくなり、インフレが始まっても、国債の満期によってお金を吸収する、つまりお金の価値を上げて物価を下げるというコントロール手段は採れない

金利を上げたり、PKOで買った株などを売ったり、規制強化や増税すればいい

そもそも景気改善(企業利益と賃金が上がる)インフレの場合、ハイパーインフレにはならず、良いインフレだから特に心配はいらない


心配すべきは、全く改革が進まず、国内企業の生産力の上昇を伴わない、アルゼンチン型の、愚民迎合型の財政バラマキによる資産逃避インフレ

こちらの場合、国債を持ち過ぎていた金融機関が貸し出しを圧縮するから、スタグフレーションになり、資源輸入ができずに、さらに国内の生産や雇用も悪化する

まあ、短期的には起こらないだろうが、今の日本人を見ていれば、長期的には、確実に後者が進み、貧困化していくだろうな


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