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(回答先: 外貨預金残高500億ドル超 また過去最高更新=韓国:輸出や外国投資で稼いだお金が国内に還流されにくい傾向の一つの現れ 投稿者 あっしら 日時 2014 年 3 月 07 日 14:25:31)
信用格付:相次ぐ下方修正、韓国企業に何が起きたのか[朝鮮日報]
ムーディーズ・インベスターズ・サービス、フィッチ・レーティングスなど世界的な信用格付け機関が最近、韓国を代表する企業の格付けを相次いで下方修正している。その理由はさまざまだ。中国企業との競争激化、消費低迷による収益性低下、実際の業績面での減収減益などだ。既に韓国の大企業上位10社のうち、LG電子、ロッテショッピング、ポスコ、GSカルテックス、KTの格付けが昨年末以降、1段階引き下げられた。
格付け機関は企業の経営状況、今後の見通しに基づき格付けを決定する。韓国企業の相次ぐ格付け下方修正は、韓国企業が昨年に続き今年も苦戦するのではないかという見方が海外で広がっていることを示していると言えそうだ。
■主力企業で相次ぐ格下げ
ムーディーズは先月4日、KTの格付けをA3からBaa1へと1段階引き下げた。引き続き投資適格の範囲内だが、リスクがほとんどないことを示すAクラスからは転落した。ムーディーズがAクラスの格付けを維持している韓国の民間企業は、サムスン電子、SKテレコム、LG化学の3社のみとなった。
ムーディーズは先月6日にはLG電子の格付けをBaa2からBaa3に1段階引き下げた。Baa3は投資適格に相当する10段階で最下位の格付けだ。ムーディーズは翌7日にもGSカルテックスの格付けをBaa2からBaa3に引き下げた。
ムーディーズはさらに先月28日、ロッテショッピングの格付けをBaa1からBaa2に1段階引き下げたほか、今月3日にはSオイルの格付け見通し(現在Baa2)を「安定的」から「弱含み」へと引き下げた。格付けを下方修正することがあり得ると予告した格好だ。昨年末にはフィッチがポスコの格付けをトリプルBプラスからトリプルBへと引き下げている。
中国との競争激化
ムーディーズは、LG電子の格付け下方修正に関連し、「中国のスマートフォン(多機能携帯電話)メーカーの競争力が高まり、収益性に影響を与える」との見方を示した。
GSカルテックスについては、「中国などの生産能力拡大で苦しい経営環境に直面した」と指摘した。いずれも中国企業との競争激化で、韓国企業の苦戦を予想したものだ。ポスコの格付け下方修正も、中国の鉄鋼過剰供給による収益性低下が主因だった。
ムーディーズはまた、ロッテショッピングの格付けを下方修正した背景について、「負債レベルが高く、負債を縮小できる見通しも不透明だ」とし、「国内消費が回復すれば、財務構造も改善する」と予想した。
ムーディーズはこのほか、KTについて、「モバイル市場での競争激化、固定回線の減収などを考えると、収益性が回復し、A3の格付けを満たすのは当面困難と判断した」と説明した。
ムーディーズは昨年末、「ウォン高、国内外の急激な景気低迷は、韓国企業の格付け見通しにマイナスに働く」と指摘した。財界関係者は「中国が韓国との技術格差を縮め、日本企業が復活しつつある現在の競争構造を格付け機関が注視している」と分析した。
しかし、韓国企業に対する相次ぐ格付け下方修正を韓国企業全体の不透明性の拡大と判断するのは尚早だとの指摘もある。
韓国経済研究院企業政策研究室のキム・ヒョンジョン室長は「最近格付けが低下したのは、内外の経営環境がとりわけ悪かった企業であり、韓国企業の事業や財務状況の安定性が全般的に悪化したと断定することはできない」と述べた。ムーディーズは昨年12月、サムスン電子の格付けを引き上げ、スタンダード&プアーズは今年1月、現代自動車の格付け見通しを上方修正した。
韓国企業の経営戦略がグローバル・スタンダードを100%受け入れられずにいるとの分析も聞かれる。ソウル信用評価情報のユン・ヨンファン常務は「韓国企業の格付け低下は、世界的な格付け機関による評価基準が財務の安定性をこれまでより厳格に判断する方向へと変わったことと関係している。韓国企業も経営戦略をそうした世界的なトレンドに合わせる必要がある」と指摘した。
金承範(キム・スンボム)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/03/07/2014030700618.html
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