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「インフラ高齢化時代」到来で首都高は改修急務(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/14/hasan86/msg/210.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 3 月 07 日 07:34:00: igsppGRN/E9PQ
 

「インフラ高齢化時代」到来で首都高は改修急務
http://gendai.net/articles/view/life/148468
2014年3月6日 日刊ゲンダイ


<img src="http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/21204.jpg">
(写真提供:首都高速道路)


 かつての高度成長期、急速に整備されたインフラが一斉に高齢化(老朽化)し、対策が必要になっている。特に首都インフラとして重要な役割を担う首都高速道路も老朽化が大きな問題。建設から40年以上が経過し、老朽化が顕著になっている区間の大規模な更新(造り替え)、大規模修繕の計画が進められている。

「東京オリンピックの前に建設され、すでに50年以上経っている区間もあり、以前から高齢化の問題が議論されていました」と話すのは、首都高速道路建設事業部・構造設計室長の高橋三雅さんだ。

 首都高速道路は、1日約100万台のクルマが利用し、しかも重い荷物を積んだ大型車両の通行が多い。過酷な使用状況で道路の傷み方が激しいうえに高齢化が進んでいるため、日々のメンテナンスを続けるよりも造り直した方が効率的だと判断されたわけだ。

「とくに更新が必要な区間は、維持管理や点検が難しい道路です。例えば、50年以上前に建設された羽田線東品川の桟橋区間は海上に造られていて、海水に接しているため補修がしづらい。日常点検も難しくなっています」(高橋さん)

 ちなみに、大規模な更新が計画されている区間は5カ所ある。1号羽田線の「東品川桟橋・鮫洲埋立部」と「高速大師線」、3号渋谷線の「池尻〜三軒茶屋」、都心環状線の「竹橋〜江戸橋」「銀座〜新富町」だ。また、大規模な修繕が計画されているのは、3号渋谷線の南青山付近と4号新宿線の幡ケ谷付近などである。

■法案成立なら平成26年度から計画スタート

 問題は、新たな更新のための投資をどう捻出するかだ。

 従来、首都高速道路の建設投資は、45年で償還するという制度の下で成り立っている。つまり、45年間の料金収入で道路建設に投資した債務を返しきり、無料化され、本来の道路管理者である、例えば東京の区域は東京都に返す形になっているのだ。だが、現行の枠組みの中には、今回の更新計画の投資分は含まれていない。そのため、更新費用の財源を確保しなければならない。45年の償還が終えた後に、さらに15年を限度として料金徴収を続けるという道路整備特別措置法などの改正案を国土交通省が提出。すでに閣議決定され、国会で法案が成立すれば、平成26年度から計画が実行されることになる。

「40年以上前に建設された道路は、基礎になるコンクリート板の厚さや鉄筋の密度も現在の基準より劣っています。更新が計画されている区間は、こうした問題も抱えているのです」

 今すぐ危険な状態ではないとはいえ、メンテナンスにも当然、限界がある。いち早く着手すべきではないだろうか。


 

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コメント
 
01. 2014年3月07日 10:20:52 : 2mbrcw6EdI
日本の役所は大事故に遭遇しないと動かない、そして責任を負わない!

02. 2014年3月07日 11:29:48 : nJF6kGWndY
>首都高速道路の建設投資は、45年で償還するという制度の下で成り立っている。つまり、45年間の料金収入で道路建設に投資した債務を返しきり、無料化され、本来の道路管理者である、例えば東京の区域は東京都に返す形になっているのだ。だが、現行の枠組みの中には、今回の更新計画の投資分は含まれていない

地方の不採算道路や流用がなく、放漫運営がなければ、とっくに償還して、次の更新費用も稼ぐことはできていたな


>更新費用の財源を確保しなければならない

既に300億円は調達予定だが、約6300億円最低かかるから、先は長いな

https://www.r-i.co.jp/jpn/body/cfp/news_release_A/2014/02/news_release_2014-A-0192_01.pdf

 高速道路を建設するための資金調達を目的に発行する社債は、高速道路資産が日本高速道路保有・債
務返済機構(機構)に帰属する際に、原則として弁済期日到来順に機構により重畳的に債務引受され
る。長期個別債務格付は、機構が債務を引き受けるスキームの確実性が高いうえ、仮に道路建設に支障
を来しても、当該社債は機構によって保護される可能性が極めて高いことを反映している。

 発行体である首都高速会社は機構との協定に基づき、首都高速道路の建設、管理・運営を担う。高速
道路事業の信用力は機構とともに担う高速道路システム全体の評価に基づいている。政策上の重要性は
極めて高く、債務返済のスキームは強固である。ただ、調達金利の上限到達時期が見直されたことで、
高速道路債務返済の余裕度は低下しつつある。また、2013年12月に大規模更新、大規模修繕にかかる
「更新計画」を取りまとめた。

新たに必要となる約6300億円の財源を確保するため、政府は現行法上、
2050年までになっている債務返済期間を2065年に延長する法案を閣議で決定した。今後、首都高速道路
を含め高速道路各社の信用力に及ぼす影響を慎重に見極めていく。

 なお、都市高速道路上での関連事業の展開余地は限られており、同事業の規模は小さい。また、事業
費を自己資金で賄うことができており、高速道路事業に悪影響を及ぼすことは考えにくい。

【格付理由】
格付投資情報センター(R&I)は上記の格付を公表しました。
首都高速道路

【新規格付】
第12回社債(一般担保付、独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構重畳的債務引受条項付):AA+

名称第12回社債(一般担保付、独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構
重畳的債務引受条項付)
発行額300億円
発行日2014年03月07日
償還日2018年12月20日
表面利率0.293%
格付AA+(新規)
担保・保証一般担保
備考債務引受の予定先 独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構


03. 2014年3月08日 13:17:00 : 7Onnx32U7Q
維持メンテを考えれば オーナーがきちんといればコストを考えて建物やらを作る。

高いビルにしてしまうと改修がしずらいし、エレベータやらエスカレーターをつければその維持費は馬鹿にならない。アパートなどが3階まででつくるのが多いのはそういうこと。

むやみに高層の建物やらメンテしずらい高架式の道路なんていうのは最悪の場合にのみ許されるものであってコストを考えれば上にむかって建物やら構造物を作るのは愚の骨頂だと思う。パリの都会はほとんど3階でそれなら足場だって木で組むことができる。

メンテしていく責任者不在というかオーナー不在というか、サラリーマンオーナーばかりが気分で都会で高価で無駄なものばかりつくってしまってはいないかという気がする。


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