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ミドル層の需要急増、でも「40歳以上で転職」は大丈夫か
http://gendai.net/articles/view/life/148444
2014年3月5日 日刊ゲンダイ
40歳以上のミドル層の転職が活発化している。人材紹介大手「インテリジェンス」(DODA)の調査によると、転職者の平均年齢は、08年1〜3月期の28.9歳から13年10〜12月期には31.9歳と3.0歳も上昇。特に「35〜39歳」「40歳以上」の割合が増えている。例えば、40歳以上の転職者は、07年4〜6月期にわずか2.5%だったが、13年10〜12月期は9.3%を占めるほどだ(別表)。
インテリジェンス社は「35歳転職限界説は完全に崩壊」「年齢問わず評価される時代に」とまで言い切るが、この流れを受け、「リクルートエージェント」「パソナ」「マイナビ」などのライバル社も、40歳以上の転職に力を入れている。
こう聞くと、中高年層にはうれしい話だが、人事ジャーナリストの栗原昇氏は「それは一部の人材のみ」と釘を刺す。
「確かに、業績好調な商社、IT企業、あるいは東南アジアなど、グローバルに進出する中堅・中小企業は、積極的に35歳以上の人材を雇い入れています。しかし、そこで採用されるのは“非凡”な経験者ばかりです」
最近は、IT系ばかりでなく、東京五輪特需で100人以上の中途採用を募る大成建設のような例もある。
もっとも、大成建設の原子力施工職種は年齢制限がない代わり、応募条件は「建築施工管理業務経験5年以上」「1級建築士または1級建築施工管理技士、もしくは同等以上の有資格者」とハードルが高い。
栗原氏によると、「クロスボーダー(海外)のM&Aやベンチャーファイナンス経験者」で、なおかつ「ミドルマネジメント経験あり」といったスキルが必要とされる。もちろん、英語でのコミュニケーションは過不足なしだ。
「社格や給料、等級などが上がる〈キャリアアップ転職〉でも、35歳以上はうまく転職先の職場にフィットできない人が多い。新しい職場の価値観にうまく適応できないのです。さらに、35歳以上は役職付きで転職するケースが多く、その場合、その椅子を狙っていたプロパー社員から強烈に嫉妬され、よほど精神的にタフでなければやっていけません」(転職支援会社スタッフ)
若いうちはまだ失敗を挽回できるが、40歳転職にこけてしまうと半永久的な失業者に転落するケースが後を絶たない。プロパー社員とモメ、半年間の試用期間中に退職し、自殺未遂といった事例もあったようだ。
転職のピークは、3月と9月。実力、覚悟のある人はいいが、世の流れで「オレも転職しようか」だけは避けたほうがいい。
【転職者の年齢割合】※「DODA」調べ
◆期間/24歳以下/25〜29歳/30〜34歳/35〜39歳/40歳以上
◇07年4〜6月/9.9%/49.2%/30.4%/8.0%/2.5%
◇13年10〜12月/7.1%/40.3%/29.0%/14.3%/9.3%
◇増減/▼2.8%/▼8.9%/▼1.4%/△6.3%/△6.8%
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