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2013年9月、インドネシア国際モーターショーの現代自動車のブース(共同)
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140304/frn1403041829003-n1.htm
2014.03.04
韓国の自動車大手、現代自動車の品質低下が指摘されている。米消費者団体専門誌「コンシューマー・リポート」が2月下旬に発表した自動車ブランドの2014年版総合ランキングによると、23ブランド中16位と、昨年より2ランクダウン。12年以降、2年連続で後退しており、「品質」「ブランド」が著しく低迷している。ちなみに1位は2年連続でトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」で、上位5位のうち4ブランドを日本車が独占。日韓の製造業に対する米消費者の評価の差が鮮明となった。
■12年11位→14年16位にダウン
「現代自動車は雨漏りするような車を作ったり、燃費表示を改竄(かいざん)するようなメーカーなので、消費者の評価が低いのは当然でしょう」。日本の自動車関係者の1人は、厳しい口調でこう言い放つ。
米国の消費者の購買動向に大きな影響力を持つといわれるコンシューマー・リポートが2月下旬に発表した自動車ブランドの「14年版総合ランキング」。韓国の自動車最大手、現代自動車は16位に転落した。12年11位、13年14位とランクを落としており、「燃費性能の『水増し問題』以来、現代自のクルマに対する評価は厳しい」と別の関係者は指摘する。
一昨年11月、米環境保護局は、現代自とグループの起亜自動車が米国で販売した自動車約90万台について、実際よりも高く燃費性能を表示していたとする調査結果を発表。いわゆる燃費性能の“水増し”で、ガソリン1ガロン当たり最大6マイル(1リットル当たり約2.6キロ)に達していた。消費者の苦情で判明したもので、米国では過去に例のない大規模な誤表示となった。
■雨漏り、天井落下、エアバッグ作動せず…
また、昨年4月には米国で販売した乗用車など計約187万台をリコール(回収・無償修理)。ブレーキを踏んでもブレーキランプが点灯しないほか、事故時にエアバッグが作動した際に、車の天井の一部が落下する恐れがあるという欠陥が見つかった。自動車大国の米国で発覚した偽装や欠陥で「現代自の評価は地に落ちた」とまでいわれるほどだ。
しかも、韓国国内で昨年4月に発売された新型「サン タフェ」は、トランクや後部座席に雨漏りするとの抗議が相次ぎ、同8月に現代自は謝罪し、無償修理を約束するとともに、保証修理期間を5年に延長。前代未聞の『雨漏り』問題は韓国のみならず、世界中の自動車愛好家に伝わり、現代自の品質低下に懸念を示す声が高まっていた。
現代自は、サムスン電子と並ぶ韓国経済を支える財閥大手だが、サムスンとは異なり、労働組合の存在が「製造業として最も大事な品質にマイナスの影響を及ぼしている」(関係者)といわれる。
■労組の無謀な要求が品質悪化の遠因!?
現代自労組は毎年のように“無謀”な賃上げ要求を経営側に突き付け、交渉が難航するたびに、時限ストライキによって工場の製造ラインは停止。ラインの停止が即、品質に影響を及ぼすことはないものの、「それでも労組の強硬な賃金闘争が品質にプラスに働くことはない。少しずつ現代自の製造力は落ちているのではないか…」と前出の関係者は推測する。
今回のコンシューマー・リポートは、米国の消費者が判断したものだが、おひざ元の韓国でも厳しい評価が下されつつある。自国では圧倒的なシェアを誇る現代自グループだが、ここ数年は独BMWやトヨタなどの高級車の売れ行きが好調で、それにあわせて現代自のシェアが低下。13年は60%台と6年ぶりに70%を割りこんだと一部では伝えられており、韓国人の“現代自離れ”は確実に進んでいる。
14年のコンシューマー・リポートの上位5ブランドは、(1)レクサス(トヨタ)(2)アキュラ(ホンダの高級車ブランド)(3)アウディ(4)スバル(富士重工業)(5)トヨタ−と4ブランドを日本車が占めた。さらに(6)マツダ(7)ホンダ…と、韓国車とは対照的に日本車が圧倒的なパフォーマンスをみせている。
■ウォン安で「低価格」が評価された韓国勢
自動車にとどまらず、デジタル家電のサムスン、LG電子など韓国の製造業は、品質や性能、ブランドが評価されていたわけではなく、韓国政府による通貨(ウォン)安政策に支えられた「低価格」で売り上げを伸ばしてきた。もともと開発力や技術力、製造力があるわけではなく、その弱さがウォン高によって露呈しはじめたわけだ。
韓国の有力紙、朝鮮日報(電子版)によると、米市場調査会社JDパワーが2月に発表した耐久品質調査の結果、現代自は31社のうち下位圏の27位に低迷、10年には10位を記録しただけに、この数年間の品質低下は目も当てられない状況に陥っている。
現代自は、すでに日本の乗用車市場からは撤退しているものの、品質が目に見えて向上するまでは「事故やトラブルが怖くて乗れない」(関係者)というのが世界中のドライバーの本音かもしれない。
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