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マウントゴックス社の民事再生手続き(在野のアナリスト)
http://www.asyura2.com/14/hasan85/msg/900.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 3 月 01 日 00:45:00: igsppGRN/E9PQ
 

マウントゴックス社の民事再生手続き
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52564172.html
2014年02月28日 在野のアナリスト


来年度の予算案が、衆院を通過します。70時間という審議時間が多いか、少ないかは別にして、ねじれが解消されると丁寧な審議は尽くされない、という見本のような展開です。膨らむ公共工事、これが消費税増税による景気の落ち込みを防ぐため、と称して補正を含めて盛り込まれますが、もし本当にそれほど景気が落ち込むなら、消費税増税をやめた方が景気にはフレンドリーなはずです。

ビットコインの取引所である、マウントゴックス社が民事再生手続きを申請しました。違和感があるのは、まずバグが有り、不正アクセスにより114億円相当のコインが消失、という話です。データのバックアップもなかったのか? 違法な取引があれば、すぐ取り消すような監視システムになっていなかったのか? 2月初旬に最初に確認された、ということですが、約1ヶ月も無策のまま、周知もされずに過ごしたとすれば、これは未必の故意ともとれるものです。

さらに28億円の預け金の欠損。これも非常に不可解で、金融機関に預けておいたのなら、誰かが引き出せば履歴が残ります。自己管理なら、内部の犯行の可能性が高い。それはデータと違い、現金があるのですから、誰かがもちださない限りはなくなりません。一番の疑惑は、未だに刑事告訴には否定的、という点です。犯人の目処がなくとも、事件性があればすぐにでも警察に届けでる、これがふつうの感覚です。事件性がないのに、不正アクセスとしていれば問題ですし、不正アクセスなら事件ですから、告訴すればいい。28億円の消失も同じで、なくなったのが事実なら盗難ですから、刑事事件です。どうにも腑に落ちない説明だといわざるを得ないのでしょう。

さらに民事再生法という手段にでることです。再生させるのなら、事業継続が前提になりますが、一般の金融業なら、信用を失えばまず再生は不可能です。これは金融業ではないので、当てはまるかは不明ですが、バグという企業側の瑕疵を、今後どうやって利用者に弁済していくのか? その説明は聞こえてきません。つまり事業体として、換金可能な商品を扱う主体として、すでにマウントゴックス社への信用もないまま、再生したいという願望を並べただけに見えます。

先には円天の事件もありましたが、仮想通貨という発想は、詐欺に利用されやすい仕組みです。ビットコインは有限であり、価値が変動するとしますが、もっとも変動するのが人の心です。ベットする人が増えるということは、それだけ預け金が増える、となります。元々、価値のないところに価値をつくっているのですから、価値が下がりだすと預け金も引き出される恐れが高い。手元にある資金の減少を、手を拱いているだけでいいのか、という感情の揺らぎを生むでしょう。

自分の懐が痛まない、他人のお金だからこそ、そこに高い倫理観とルールが必要となるはずです。ビットコインにはそれがありません。そして、実は来年度の予算案も、同様の心理的な仕組みによって、ムダが拡大して漏出する構図にある、といえるのです。ただ予算案が異なるのは、過去からの継続という側面と、国民の目を気にする、という政治的な事情があるだけなのです。

ビットコインは国としての保証がない、という言われ方もしますが、国としての保証だけで成り立つのが、国債です。そしてそれをバラマキ、今の予算案はつくられています。税収などがある国と、こうした仮想通貨を同列で語ることは、必ずしも正しくはありませんが、今の政府の動きをみるにつけ、仮想通貨を扱っているような、そんな軽さしか感じられないのは、同じレール上にあるといえ、危険な兆候なのかもしれませんね。


 

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コメント
 
01. 2014年3月01日 05:18:42 : MwGj4KIhpA
既存の作為的な金融システムとて同じこと。
偽湯田屋の領域に近づいて連中の怒りを買ったのだろう。
金でさえも
月28日(ブルームバーグ):鉱山会社や宝飾業者、中央銀行が指標として利用するロンドンでの銀行による金の値決めが約10年間にわたって操作されていた可能性があると、研究者らが指摘した。

ニューヨーク大学スターン経営大学院のローザ・アブランテスメッツ教授と米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスのマネジングディレクター、アルバート・メッツ氏は研究報告の草稿で、金の大手ディーラーのうち5社が非公開の電話会議で金価格を設定する午後3時前後の異常な取引パターンが共謀行動を示唆しており、調査されるべきだとの見解を示した。

草稿は「指標の構造が共謀と操作につながることは明らかであり、経験的データは価格が人為的に設定されていることと整合している」と指摘。「参加者間の協力があった可能性が高い」としている。草稿はまだ出版向けに提出されていない。


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