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狭い国土なのに世界第2位の農業大国オランダ 日本が学べることはある?:園芸品やタバコなど嗜好品が中心、野菜なども特定品目
http://www.asyura2.com/14/hasan85/msg/899.html
投稿者 よしゆき 日時 2014 年 2 月 28 日 20:17:10: .fHdROTysEMxI
 

狭い国土なのに世界第2位の農業大国オランダ 日本が学べることはある?
THE PAGE 2月28日(金)14時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140228-00000008-wordleaf-bus_all&p=1

 シンガポールで開かれていたTPP(環太平洋パートナーシップ協定)の閣僚会合は、日米が合意出来ず、交渉締結は先送りとなりました。もっとも難航しているのは農作物の関税なのですが、耕地面積が小さい日本の農業は競争力が弱く、TPPを締結すれば壊滅的な打撃を受けるともいわれています。一方、オランダのように、日本より小さくても、世界第2位の農業輸出を実現している国もあり、工夫次第で日本の農業は世界で戦えると主張する人もいます。このあたりはどう考えればよいのでしょうか?

 日本はもともと国土が狭く、しかもその多くが山林ですから、農地の面積はあまり広くありません。日本の農地面積は456万haですが、米国やオーストラリアにはその100倍の広さの農地があり、農家1戸あたりの耕作面積も日本の数十倍から数百倍というのが当たり前です。単純にコスト競争をすれば、日本の農業はまったく歯がたたないでしょう。

 しかし世界には日本より狭い国土でも農業輸出国として君臨している国があります。オランダは農地の面積が日本の半分以下ですが、米国に次いで世界第2位の農業輸出国となっています。国内には、オランダのような国を目指せば、農業でも世界で戦えるとの意見があります。

 確かにオランダの農業は非常に強い競争力を持っているのですが、その内容は多くの日本人が想像するものとは少し違っているようです。オランダの農作物の中で輸出額が大きいのは、観賞用植物(花き類)、タバコ、チーズなどであり、純粋な農作物ではありません。しかもオランダは、花き類やタバコの葉、牛乳などを大量に輸入しています。つまり原材料を輸入し、付加価値を付けて輸出するという加工貿易モデルに近い形態になっているわけです。

 オランダはドイツと並んで、欧州ではもっとも徹底したグローバル主義の経済政策を採用している国です。世界で初めての金融バブルは1600年代にオランダで発生したといわれていますが、その対象は何とチューリップでした。当時からチューリップは付加価値の高い商品とみなされており、投機筋の買い占めをきっかけに価格が高騰、世界で初めてのバブル経済となったことで有名です。オランダの農業は、どちらかというと工業と考えた方がよいものなのです。

 しかし、日本にとって参考になることもあります。オランダは野菜など従来型農業でも健闘しているのですが、その成功の秘密は、特定品目への集中があるといわれています。日本の野菜農家は実に様々なものを栽培していますが、オランダの野菜はトマト、パプリカ、きゅうりなど、少ない品種に集中しています。特定品目への集中は輸出競争力の強化につながっているようです。ただ、オランダにはドイツなど成熟した巨大消費地がすぐ近くに控えていますが、日本の場合は、日本自身が世界でも最大級の成熟した消費地の一つです(中国はまだ高付加価値の消費市場としては不十分です)。その点でもオランダとの単純比較は難しいかもしれません。


【コメント】

オランダ大使館のHPによると、オランダの農業政策にて生産性の向上というテーマは既に達成しつつあり、現在は環境や品質への比重が高まったているとのこと。

http://japan-jp.nlembassy.org/%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E5%9B%BD/%E8%BE%B2%E6%A5%AD

http://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_gaikyo/nld.html

日本の場合まずは生産性の向上が課題ですかね。
あと、農家経営という意味では生産性の高い作物へのシフトがポイントとなりそうです。
喰う為の農業とは違うんでしょうね。
農業ビジネスをするのなら、付加価値向上の為に最終消費段階への理解も重要そうです。  

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コメント
 
01. 2014年2月28日 20:44:32 : rAZs4KvhOE
多分、オランダには農協が無いんだよ。

02. 2014年2月28日 23:03:01 : dp4XTYfT2A
以下、オランダ大使館・オランダ総領事館, Japan より
http://japan-jp.nlembassy.org/news/2013/07/%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E3%81%AE%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E6%94%BF%E7%AD%96%E6%94%B9%E9%9D%A9.html


欧州の農業政策改革

News article | July 3, 2013

2013年6月26日、欧州連合(EU)は共通農業政策(CAP)の抜本改革で合意しました。農業と農村開発に関するEUの政策は国レベルで先導されるものであるため、この改革はオランダの農業にとって非常に重要なものです。

EU加盟国27カ国の農業相、欧州委員会および欧州議会は2014年から2020年に向けて欧州の農業政策を抜本的に改革することで基本合意に達しました。これまでの農業政策は生産割当制度、市場介入措置、広範囲にわたる所得補助金を軸に策定されていましたが、今後はグリーン化と市場志向が中心的な位置を占めることになります。

他のEU加盟国の農業相と共に深く交渉に関わってきたオランダのシャロン・ダイクスマ農業相はこの成果に満足しており、「新たな政策では、農業者は農場に導入したグリーン化措置に対して支払いを受けることになる。これは現状から大きく脱却するものである」と述べています。

オランダは支払い対象となるグリーン化措置がさらに追加され得ることを確認しており、これを受けて国レベルのグリーン化措置が導入されました。2014年から2020年までの期間にオランダがEUから農業向けに配分される資金は約60億ユーロで、このうち54億ユーロは直接支払い向け、6億ユーロは農村開発向けです。

(以下略)


03. 2014年2月28日 23:46:35 : TGZjS8iB2r
オランダの事例は、ユーロ圏故に、為替変動のリスク無しで輸出できることや、EUとは謂わば関税同盟であり、加盟国相互間の関税はすべて撤廃されているということが成功の主なポイントであり、日本が参考すべき事例には残念ながらならないだろう。

また、自動車やエレクトロニクスといった生産性の高い産業でさえ、単位労働費用の高い日本から他国への輸出は苦戦しているのが現実であり、日本の付加価値の低い農作物の輸出は、駱駝が針の穴を通る様なものであろう。

加えて、生産性の向上を謳うのは結構なことであるが、農業は自然を相手にするものであり、いくら技術革新があっても継続的に年率1%も向上させるのは不可能である。一方で為替レートは比較的流動性の多いドル/円においても年間で10%程の変動はザラであり、生産性の向上などはそれによって消し飛んでしまうのが現実である。

このような状況でも可能性があるとしたら、高付加価値の農作物を輸出することだが、こうなると一人あたりGDPが日本と同等かそれ以上の国が対象になり、市場も生産量も限定されるという問題がある。


04. 佐助 2014年3月01日 14:21:05 : YZ1JBFFO77mpI : wpmCg8U5S6
「耕作放棄地」と「農業改革の停滞」など問題が満席
自給自足・共存共栄以外に何があるのか,やらなければならない時期にきたといえる。

(背景)
「耕作放棄地」の半分ほどが、中間農業地域と山間農業地域にある。その多くが傾斜地で、経営規模も小さく機械化にも限界がある。半分ほどを占めている中山間農業地域を除く「耕作放棄地」を“産業”的に再生しようと考えたら、活用されている耕作地を含めた農地の大がかりな再編が必要となる。この種の調整は、土地条件に大きな差があることから、複数の営農主体間では難しい。

「耕作放棄地」は、担い手の高齢化や死亡が原因のように語られているが、周辺には専業自作農も存在しているのだから、栽培品目が何かはともかく、収益が見込める土地であれば、借り手はいるからである。

1年以上何も作らず、耕作を再開する見込みもない耕作放棄地は全国で40万ヘクタールと滋賀県に匹敵する規模に膨らんでいる。農家が高齢化したうえ、後継者が不足していることが背景だ。農地を相続しても耕作せず放っておく人も増え、細切れの農地が借り手もつかないまま放置されている。

2020年までに農林水産品の輸出を現在の倍の1兆円に増やす目標もあるが,実現可能性は疑問だ。都道府県が設立する「農地中間管理機構」(仮称)がこうした個人から強制的に農地を借り受ける仕組みを整えるや都道府県には今も農地を仲介する天下りの「農業公社」があるが、実績に乏しい。どちらにしても環太平洋経済連携協定(TPP)をきっかけにした農業改革の停滞は必至だ。

農地の活用では、全体の1割弱にあたる約40万ヘクタールの耕作放棄地の解消に取り組む。高齢で農業をやめる農家から都道府県が農地を一時的に借りる仕組みを設け、借り手が見つからない場合は農地を集約したうえで意欲のある農家に転貸する。すでに耕作放棄地となった農地は、ほかの農家が使えるようにするための手続きを簡素化する案もある。

ローソンの新浪剛史社長、楽天の三木谷浩史社長ら5人は連名で改革案を提出。現在は1戸あたり2ヘクタールにとどまる平均的な農地の規模を10〜15年で50ヘクタールまで広げたり、コメの生産調整(減反)を段階的に縮小したりすることを求めた。みずほフィナンシャルグループの佐藤康博社長ら5人も連名で「補助金に依存しない農業を確立すべきだ」と提言している。これだという決めては見つかっていないようだ。


(区画整備から農業改革と農業公社などの天下りの盲点)TPPと外国資本でどうなる
小さな寄せ集めの農業から,耕作放棄地と高齢化,過疎化により農村地域や農業の担い手がなくなる可能性が高く,日本海側の加速が進む。そこで大企業や大グループが土地をまとめあげて区画整備,大面積の工業化農業をするのを進めることです。ただこれには問題点があり,祖先の残した土地が消えたり,誰のものかわからなくなる,そこで放棄地を買い上げしなければならない。

「農業公社」や「農地中間管理機構」の出番。しかも農協の意識改革が必要不可欠となる。そして農林中央金庫と農協の関係も分断させなければならないので,この既得権益から自民党は支持基盤を失うことになるので出来ない。そうすると農業改革は殆ど絶望であろう。TPPと外国資本で自給自足農業以外は全滅する可能性が浮上してきている。TPP反対派や農業団体を刺激しないため,減反の見直しや農協改革などといった課題に切り込むことは困難であろう。


日本は原発ベースとモンサント製遺伝子組み換え種子や飼料自給から脱出するためには,自然条件に恵まれた日本も農業を産業化(企業化)すれば、それほどの苦労を要せず達成できる。そして米を中心とした穀物はもっと安い諸外国から輸入し、同じ土地でより売上が大きく国際競争力も高いイチゴやメロンなどを栽培する方法もあるが,動力や農機具などの維持経費を自給自足,共存虚栄させれば,米でも最大の利益額が期待できるし,競争力の強い果実の栽培の拡大させる案もある。がこれだという決め手にはならない。

大切なことは長期大不況は、廃屋を使った植物工場や、耕作放棄された広い土地を借り、卸の中間費用を節約するための農業生産を一時的に流行させる。そして、遺伝子組み替え作物を普及させることになる。しかも朝鮮半島と中国と東南アジアの動乱が発生すると、終戦前後以上の食料危機の発生は避けられない。

本題
「農業の規制改革ではなく、農家にプラスになるものはあるのか」
あります,
区画整備された農地なら,産業革命でティーチングプレイバックなどオペ優先の半自動耕作ができます。自宅のパソコン上で描いた軌跡をSDカードに入れ,コントローラ付の農機具に差し込み再生させられるので,ジャイロなどセンサーを組み込めば楽勝です。

産業革命で太陽電子電池や燃料電池が小型化されると超小型モータと組み合わせると動力源が永久に蓄電記憶させられるので,大規模でも燃料経費がいらなくなる。ただし農機具が土で汚れますので高齢者の場合,土砂洗浄をどうするかだけです。農機具は電子噴射で飛ぶこともできますので,多くの傾斜地でも耕作可能になります。

産業革命で区画整備された農地の耕作放棄地に大企業や個人の有志はLED植物工場による作物を年中作れる。そして収穫量を十倍にでき稲(苗代)を、水中を進行するベルトコンベア上で成長させ、低くて頑丈な茎と広い葉にさせて自動的に刈り取ることも可能となる。外気からの影響を排除できるLED植物工場だけが、世界と日本を食料危機から救うことができる。そして、食料の原価を、百分の一以下に引き下げることが可能になる。

遺伝子組み替え作物は、害虫を殺し、人に役立つ植物の除草剤への耐性をつくるタンパク質を生産して防御するのが目的である。だが、常に新しい免疫が必要となる。この細菌と免疫の関係のように、遺伝子組み替え作物も、相手の細胞表面の分子を反転させれば、効果はなくなる。ウイルスは変身して新しい免疫などが必要になる。

太陽光発電率に効率は25%以下と低い。常に太陽から放射されている電子の波は、100%の効率で電力と蓄積を放出することができ、半導体のサイズで造れる。コンデンサー太陽電子半導体電池が完成すると,産業革命は人類を画期的な世の中を満喫できる。「脱原発」は放射能のバラマキを阻止するだけではない,動力の電池化によって農業も漁業も流通も家庭動力も大気汚染や温暖化から救う,産業革命に政府の鶴の一声で変えられるのです。


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